玄武温泉(Genbu Spa)
施設名 おんせんぺんしょんくまさんち 場 所 岩手県雫石町長山字小袖山 源泉名 玄武温泉(小袖山の湯) 泉 質 ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉 温 度 49.0℃ pH 7.0 溶存成分総計 2,371mg/kg お湯の様子 投入口では透明後に茶褐色濁,金気臭,炭酸味,かけ流し 料 金 500円
(貸切1時間)営業時間 宿の人がいればいつでも可
玄武温泉にある温泉つきペンションショートホーンがいつのまにか経営者を変え、おんせんペンションくまさんちになっていました。なぜくまさんちなのか考えてみたら、オーナーが熊谷さんという方だそうで…。建物と温泉自体は以前のショートホーン自体とほとんど変わっていません。大きく変わったのが入浴料金が下がったことと、露天風呂の入り口にスノコが敷かれて滑りにくくなったことでしょうか。
左側の浴室のみを使って営業しており、2人サイズの小さな内湯が一つとその外に広めの露天風呂が1つある。内湯は湯底からお湯が注がれており、茶褐色に濁ったお湯の底にあるために投入の様子が見えない。時々ボコッと気泡が出てくるので、あぁここかというのが目でも確認できる。湯底が見えないのに浴槽内に段差があるので、初めてはいる人は十分注意したい。露天風呂に行くためには内湯浴槽内を通り抜け、奥の扉を開いて外へ出ることになる。外のコンクリートの上を廃湯が流れているため滑りやすかったのだが、今回はそこに小さなスノコが敷かれたので歩きやすくなっていた。冬の寒い時期に湯温が低下しないようにアルミシートを張った露天風呂の表面をめくり上げ、そっと身を沈めてみた。温い露天風呂なのだが、雪の舞い散る中山の斜面の冬景色を眺めるのも良いものである。じっくり30分ほどお湯に浸かり続けた。
玄武温泉のお湯は金気臭と温泉臭が入り交じったような香りで、茶褐色梅茶湯花が多量に舞っているのが特長である。このお湯もしっかり玄武温泉のお湯を踏襲しており、良い湯遣いになっていた。ショートホーン時代からの良き伝統が受け継がれていたのでとてもうれしくなった。帰り際にオーナー夫妻手製の金魚ねぶた(奥様が津軽出身、ご主人が函館出身)を頂いた。手の込んだおみやげにとてもうれしくなった1湯でした。ここはまた近くに来たら必ず顔を出すことになりそうです。
H25/12/23
一人用サイズの内湯。右側の浴槽底に湯口がありました。 足下注意の張り紙が変わっていました。 露天風呂は雪よけの板と保温シートが特徴的。