横川温泉(Yokokawa Spa


施設名 巴屋旅館
場 所 茨城県常陸太田市里美字折橋
源泉名 折橋鉱泉
泉 質 単純硫黄冷鉱泉
温 度 16.0℃ pH 9.8 溶存成分総計 220mg/kg
(Na 68mg, HCO3 67.85mg, SO4 33.74mg, CO3 25mg)
お湯の様子 無色透明,うっすら硫黄臭,タマゴ味,加温あり,継ぎ足し型かけ流し
料 金 400円 営業時間 要問い合わせ

 茨城県北茨城市から大子町へ向かう国道461号沿いにある小さな鉱泉場で,3軒の旅館が軒を並べる。3つのうち一番手前にある昔ながらの建物がこの巴屋旅館だ。 かやぶき屋根が美しい昔ながらの建物で,浴室は左の川沿いの処にある。

 浴室は建物とは違って新しめのもので,タイル造りの小さな浴室だ。ドアを開けるとそこには狭いながらもシンプルで無駄のない造りの浴槽が1つ,洗い場が4つ並んでいる。浴槽の様子をみると何とかけ流されているのがわかる。加温ありの鉱泉宿で加温かけ流しを行うなんて…。思わず涙モノでした。早速体にかけ湯をしてお湯に浸かってみると…,ふわりと硫黄臭が香ってくるすばらしいお湯でした。これぞ冷鉱泉のベストな湯遣いだと思えるすばらしいお湯だ。湯口のお湯はちょろちょろしか出ていないが,蛇口をひねると投入量を変えることもできる。少し多めに出して,その気持ちよいお湯を十分に味わった。色は無色透明だがはっきりと硫黄臭があり,口に含むとタマゴ味もある。ちょっぴり深めの浴槽も何だか嬉しい。
 こんな山奥の鉱泉場で,こんなにすばらしい湯遣いの宿に出会えるとは思いませんでした。茨城県の鉱泉にはこんな素敵なものが多いのか!と思うと,またチャンスがあったら他の鉱泉宿にもチャレンジしたいなと本気で思った。

H21/10/31


  
こちらは小さめの浴槽。見事にかけ流しです。  湯口では自在に継ぎ足すこともできます。    このかけ流しが見えるでしょうか?。