幌加温泉(Horoka Spa


施設名 湯元 鹿の谷
場 所 北海道上士幌町幌加音更経営区
源泉名 温泉分析表なし(自噴源泉数本所有)
泉 質 おそらくカルシウム・ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉
温 度 70.0℃ pH - 溶存成分総計 -
お湯の様子 (ナトリューム泉)無味,無臭,ぬるめ (鉄鉱泉)無味,無臭,適温 
(カルシウム泉)炭酸味+塩味,弱石膏臭,適温 (イオウ泉)微硫黄味,硫黄臭,あつめ
料金 500円 営業時間

 上士幌町の奥の奥,国道をひたすら北上するとそのうち幌加温泉という看板が出てくる。当然山奥のため携帯電話の電波も飛ばない。当然近くに民家はない。熊注意の看板が正式に出ている。2軒の旅館だけがある山奥の温泉地でこれぞ正に秘湯と呼べるであろう。

 一番奥にある湯元鹿の谷は,鄙びを通り越した別世界のような旅館。最初呼べども叫べどもだれも出てこなかったが,厨房にいたおばさんに入浴料を支払って,やっと入浴できた。男女別の入口があるが基本的に混浴。女性の浴室から女性専用風呂にも行けるが狭いらしい。男性脱衣所から浴室に入ると,申し訳なさそうに仕切られたスペースが1カ所と,開放的な浴槽2つが奥へ並んでいる。普通は女性の入口付近に仕切があり,女性はそこで入浴するものだが,女性側に仕切がなくてそのまま混浴浴室を自由に行き来できるのに対して,男性はこの仕切のスペースにいなさい!と言わんばかりに仕切られている。
 それでもめげずに混浴スペースに行くと,手前からナトリューム泉,鉄鉱泉,カルシウム泉と3つの湯船が並んでいる。一番奥のカルシウム泉は白っぽく浴槽の底に石化した成分がもこもこと層をなしており,浴槽の縁もかなり層をなしている。味は塩味と炭酸味をたしたような出汁味がして浴感が高い。真ん中の浴槽に注がれる鉄鉱泉も無色透明で無臭のお湯で,カルシウム泉と同様に若干浴槽縁で石化層をなしている。鉄鉱泉には特別に鉄分が感じられないが,若干付着した浴槽の縁が赤っぽい。一番手前にあるなぜか仕切られたナトリューム泉は無色透明無味無臭で特に特徴がないが温めなのでじっくり入るのにはとても良いお湯である。鉄鉱泉とナトリューム泉の間にある洗い場用のお湯は全く別源泉で,味わいが違う。ちなみに奥にある打たせ湯も別源泉っぽい。
 奥の出口から外へ出ると露天風呂があるが,この露天風呂,混浴なのに仕切がある。この仕切ほぼ無いに等しいもので,脱衣所もないのでほとんど意味がない。源泉が2カ所から注がれ,片方の源泉がイオウ泉と呼ばれるもので,この源泉からは硫黄臭が感じられる。すばらしい景色を臨みながらやや熱めのお湯に入っていると何とも不思議な気分がしてくる。この露天風呂は入っていてとても気持ちが良いです。
 微妙に違った複数の源泉を味わうと言うよりも,ここはこの独特な雰囲気を味わうという点ではとても良い経験ができると思います。

H18/7/15


  
ナトリューム泉は男女別に申し訳なさそうな程度仕切がある。つまり仕切られた部分が男性専用。残りが混浴と言うことになる。   こちらが逆から見た図。左が女性入口。

  
カルシウム泉が注がれる湯口。こんもり析出物で芸術作品になっている。    この洗い用お湯も別源泉。   鉄鉱泉の中から窓の外を眺める。美しか〜

  
打たせ湯が2本あるが,これもまた別源泉。外へ行くと複雑に源泉パイプがならぶ。  露天の仕切は意味なし。ここにはイオウ泉が注がれる。