湯の川温泉(Yunokawa Spa


施設名 公衆浴場「大盛湯」
場 所 北海道函館市湯川町2丁目
源泉名 湯の川3丁目源泉混合井
泉 質

ナトリウム・カルシウム−塩化物泉

温 度 64.1℃ pH 6.7 溶存成分総計 9,049mg/kg
お湯の様子

無色透明,熱め,塩味+苦味,石膏臭,かけ流し

料 金 370円 営業時間 5:00〜22:00 第1,3水曜休み

 函館市湯の川温泉にある公衆浴場の一つ。リニューアルしてまもなく、5つ有る公衆浴場の中では一番新しい。すぐ裏手には長生湯がある。

 見た目とは裏腹に、脱衣所には昔ながらの大きなナンバーが書かれた鍵付きロッカーや藤製のカゴがある。洗い場は広めで、奥に3つの浴槽が並んでいる。左から順々に溢れたお湯が右側浴槽に流れ込む仕組みになっており、湯口は一番左側の浴槽についている。浴槽と浴槽の間に水を入れるための蛇口があるが、そこには「水で埋める場合は右側の浴槽を埋めてください」という内容の但し書きがある。熱湯好きな函館住民を困らせないための配慮だ。さて、浴槽の湯温を追ってみよう。一番右側のぬるめ(のはず)の浴槽は…びりっと熱めの43度だ。あと2つは一体どうなんだ?地元の人らしき方に熱いですねと話しかけると「俺も苦手でいつもこの浴槽にばかり入って居るんだよ。」と笑いながら話してくれた。ちょっと安心し、温湯浴槽でまったりし始めたその瞬間、真ん中の浴槽に地元の方が入って行かれた。中温浴槽に手だけつけてみる。これは熱い。47度程度だろう。でもせっかく来たのだから…。意を決して真ん中浴槽に入る。うーん、熱い。けれど気持ちよい。ジリジリと熱さが体に突き刺さってくるようだ。30秒ほどで限界を感じ、サッとお湯から出ると、自分が出たときのお湯の揺れのせいか、地元の方もあわてて熱がって上がった。地元の方も体が強烈に真っ赤になっていた。何だ、地元の方も我慢して入っていたんだ。とほっとした瞬間だ。
 無色透明で苦塩辛いお湯はかなり熱めで、肌にビリビリくるお湯だ。ちなみに一番左の浴槽は48度だった。足まで無理して入り湯口を撮影したが、すぐに退散した。湯上がり後汗がしばらく引かずに困ったが、その後外へ出て夜風に当たるととても心地よく、体がぽかぽかしていた。

H20/5/5
 


  
激熱浴槽、熱湯浴槽、通常浴槽と3つ並ぶ。地元民はほとんど通常浴槽に入る。  湯口は激熱浴槽にのみある。    あついのが苦手の人は…と書かれた但し書き。