湯の川温泉(Yunokawa Spa)
施設名 公衆浴場「日の出湯」 場 所 北海道函館市湯川町3丁目 源泉名 日の出銭湯 泉 質 含重炭酸土類石膏食塩泉(緩和性等張高温泉)
温 度 65.0℃ pH 6.8 溶存成分総計 8,787mg/kg お湯の様子 無色透明,白い湯花,熱め,薄塩味+苦味,石膏臭,掛け流し
料 金 370円 営業時間 6:00〜22:000 定休日 月曜日 自然のいたずらか、お湯が出なくなったらしいです。優良銭湯がまた一つ無くなりました。残念です。
函館市熱帯植物園の真向かいにある。温泉銭湯根崎湯とはライバル関係の位置にある。ほとんどの温泉施設が市営の3丁目混合源泉なのに,この日の出湯は独自の源泉を提供する珍しいお湯。
内湯に大きめの浴槽が1つと奥に一段高くなった小さめの浴槽が1つある。どちらにも源泉を湯だまりで一度冷ましたものを注いでいて,結構熱めとなっている。この日は奥の浴槽がぬるめだったが,下の大きい浴槽はかなり熱かった。手前の浴槽は深めで無色透明の熱湯(推定約46℃)。白い湯花が底に沈んでいて,かき混ぜると全体にしんしんと広がる。お湯がそのまま溢れて成分がそのまま堆積した形跡が残る。奥の浴槽は浅めで同じく湯だまりから直接注いで熱めの設定となる。この日は土嚢で止められていて程良く冷めていた(推定約44℃)。深めの浴槽の横には撹拌のためのオールが準備してあり,後から入った客はそれを使ってかきまぜていた。
3丁目源泉とは明らかにちがうお湯を大切に源泉の素性を守って提供してくれているこの施設はぜひ今後とも残してもらいたい。となりの根崎湯とは明らかに1線を画している,日の出湯は地元の固定客がいっぱいいるらしい。函館の中では1番という呼び声も高いこの設備はぜひ訪れて欲しい。
H16/9月
手前の浴槽。熱め。析出物で覆われる。 源泉投入口。白い析出物の年輪がナイス。 源泉湯だまり。ここで冷ます。土嚢袋がナイス
奥の浴槽。浅め,ここが本来一番熱そう。 窓の外の源泉タンク。自然湧出らしい。