白金温泉(Shirogane Spa


施設名 ペンション ほしの灯家
場 所 北海道美瑛町字白金
源泉名 白金15号井,19号井混合
泉 質 ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉
温 度 46.5℃ pH 6.6 溶存成分総計 5,272mg/kg
(Na 688mg, Ca 412mg, Mg 273mg, Cl 857mg, SO4 1812mg)
お湯の様子 微茶褐色透明,金気臭,薄塩味+薄金気味,かけ流し
料 金 500円 営業時間 11:00〜20:00

経営者が宿をやめるということで営業を終了されました。現在どうなっているのかは不明です。


  道道966号線が十勝岳方向へ大きく折れ曲がる場所に位置するのが白金温泉。その白金温泉の中で湯使いが比較的良いと評判のペンション「ほしの灯家」へ立ち寄ってみた。連休中にもかかわらずひっそりとした雰囲気で先客が誰もいない状態で貸しきりだった。

 入り口で入浴料を支払い,右奥へ進むと男女別の内湯と露天風呂がある。内湯はタイル張りのもので浴槽の縁を石造りにした凝った造りで,広くとった窓とマッチして良い雰囲気を醸し出している。鉄分がこびりついたような湯口は長く這わせるように工夫した物で,湯口の底にはオレンジ色の湯花がたくさん沈んでいる。湯口ではガス臭がするのだが,浴槽までたどり着く頃には金気臭へと変わっていくようだ。そして浴槽のお湯からは金気臭ではなくうっすら芒硝系の温泉臭が漂ってくる。実に不思議なお湯だ。温度は適温でとても心地よく湯に浸かることができる。もちろん加水無し源泉100%のお湯をかけ流しで利用している。露天風呂は内湯よりもやや熱めのセッティングだ。この時期はどうしても虫との戦いになるため,早々と退散してしまった。
 良いお湯,雰囲気抜群の浴室,そして湯使い。どれをとっても素晴らしいものだ。きれい系が好きな人たちにとってはとてもオススメできる宿だろう。お湯の鮮度だけを見るとちょっと上に位置する白樺荘のほうをオススメします。

H20/7/19


  
上品な造りをした石造りの内湯。湯口を長めにしてお湯を冷ましている。     露天風呂もこった造り。雰囲気は抜群。