新登別温泉(New Noboribetsu Spa)
施設名 新登別温泉荘
源泉名 登別温泉(大湯沼・奥の湯混合泉)
泉 質 酸性硫化水素泉(緊張性低張高温泉)
泉 温 52.5℃ pH 2.66 溶存成分総計 894mg/kg
お湯の様子 灰色白濁,酸味,土臭硫黄臭,やや熱め,掛け流し
値 段 400円 営業期間 7月途中〜8月下旬(その期間のみ営業)
営業時間 早朝〜夜(老夫婦の活動時間内ならOK)
登別温泉からオロフレ峠方向へ向かい,道道2号にぶつかるT字路左手にある。登別駅側からは,サンクスを過ぎてから左折し,そのままオロフレ峠方向へ向かう。新登別温泉は,旅館3軒の小さな温泉地である。
道先案内人のGさんが,ここら辺には,いつも開いていない謎の旅館があると言っていて,その前をさしかかったときに偶然のれんが下がっているところを発見しとびこんだ。この旅館,もとはといえば大阪の老夫婦の弟に経営を任せていたのだそうで,弟が新しく隣に割烹旅館を建ててそちらへ移りここを管理する人がいなくなり荒れ放題だったため,年に1回大阪から修理のためにやってくるのだそうだ。床板や廊下,天井,今年は浴槽をポリバスに変えるなど,毎年どこかを修理している。その修理のために滞在する期間のみ営業するという変わり種の超秘湯。営業期間は夏休み中でだいたい7月から8月だそうだ。朝はご夫婦が起きていれば入浴が可能。
浴室は混浴の内湯が1つ,混浴露天が1つ。混浴のため細かく時間が男女別に設定してあるが,お願いするといつでも変えてくれる。灰色白濁の硫黄と土のにおいがするお湯が自分で調節しながら入浴できる。登別温泉と似たお湯は体にやさしくとても気持ちいい。露天は2つの源泉を両側から混ぜてつないでいる。こちらも自分で調節可能。同じ源泉なのだが,青空とマッチしてきれいな色に見える。老夫婦が健在なうちは良いが,いつ廃業してもおかしくない秘湯。
H16/8/29
内湯。今年木造の浴槽がだめになりポリバスに変更したばかりとのこと。床板の色違いはオーナー手作りの証。
露天風呂。右側のお湯と大きい浴槽とを溝でつないで混合させている様子。境目が適温。内湯と同じ源泉。