瀬戸瀬温泉(Setose Spa


施設名 セトセ温泉ホテル
場 所 北海道遠軽町湯の里
源泉名 瀬戸瀬温泉
泉 質 アルカリ性単純温泉
温 度 42.8℃ pH 9.3 溶存成分総計 154mg/kg

(CO3 24.1mg)

お湯の様子 無色透明,無味,弱温泉臭,適温,つるつる感あり,加水加温なし,かけ流し
料 金 500円 営業時間 8:00〜20:00(水曜休み)

 遠軽国道から北見市方向へ抜ける道道の一番奥に位置する山間の温泉旅館。本当は湯巡りのルート上に無かった旅館なのだが,道を1つ北の方向へ間違えたために立ち寄ることになった。山間にあるにもかかわらず,遠軽町や丸瀬布からひっきりなしに地元民が足を運んでいる。おいしい水としても有名で,持ち帰るためには協力金として100円を支払うことになる。

 入り口から入って右の奥に位置する浴室は,本来源泉がわき出している場所のすぐ真上に作られた物で,言わば理想的な足下自噴浴槽を作ることができる場所にある。しかし,あえて湯口を作り,自噴しているお湯をそのまま湯口から注がせている。浴槽の中央にある岩組みの湯口から無色透明,無味無臭,加水も加温もない生の温泉がそのまま注がれかけ流されている。浴槽はタイル造りで悟レンジャーのアカレンジャーマスクのような8の字浴槽で,浴室全体が温泉銭湯のような雰囲気を漂わせている。シャワー付きカランもあるが,昔ながらの貯め湯から汲む細長い湯だめカランも健在で,レトロな雰囲気をさらに倍増させている。つるつるするお湯は心地よく,偶然立ち寄った旅館というよりも,寄れて良かった旅館として非常に満足がいく湯浴みができた。無色透明で特徴が無さそうに見えるお湯だが,鮮度が抜群に良いので近くに来た際にはぜひ立ち寄ってみてほしい1湯だ。

H20/7/19


  
源泉のすぐ上に作ったというゴレンジャーマスク浴槽。 なぜ湯口を別に作ったのか…。    カラン代わりの湯だまり。ナイスです。 タイルアートもグーです。