オホーシク温泉(Okhotsk Spa)
施設名 元湯 翁荘 場 所 北海道網走市字稲富 源泉名 オホーツク温泉 泉 質 ナトリウム-塩化物泉 温 度 43.4℃ pH 7.7 溶存成分総計 11,110mg/kg (Na 3696mg, Cl 6602mg, Fe(2)2.4mg, Fe(3) 0.5mg)
お湯の様子 うす茶褐色透明,うす塩味,臭素臭+石膏臭,劣化湯花あり,かけ流し 料 金 400円 営業時間 9:30〜21:00
網走市の外れ,大空町との境目にある温泉分譲地内にひっそり建つ温泉旅館。北海道周辺で数年前に起こった地震の影響で湯温が下がり,その影響で他の分譲地内の施設は荒れ放題になっていて,平成20年夏現在では,まるで分譲地全体がゴーストタウンのようになっている。その中でこの翁荘だけは元気に営業を続けている。
入り口で入浴料を支払い,正面の廊下を階下へ下る。下った先の左右にそれぞれ男女別の内湯があり,中央の岩風呂で男女のお湯がつながっている仕組みだ。内湯は2つ並んでおり,大小2つの浴槽にはあまり温度差が無い。浴槽内にはたくさんの湯花が沈んでおり,湯花のせいか浴槽内がぬるぬる滑りやすくなっている。実際に友人は浴槽内で豪快に転んでしまった。うっすら茶褐色のお湯は適温で,うす塩味がある。臭素系石膏臭が香り,湯上がりの肌が若干ぺたぺたする食塩泉だ。内湯からつながる岩がごろごろ置いてあるつながった浴室はお湯が温めになっており,どうやら内湯の廃湯を利用しているようだ。こちらのお湯は劣化が激しいのであまり浸からずにすぐに出てしまった。成分表よりも薄く感じたお湯はやはり地震で成分が変化したというのが顕著にわかるものだ。現在の成分だともっと薄めのお湯といった感じだろう。この地区にある数少ない温泉施設なので,ぜひがんばって営業していってほしい。
H20/7/20
浴槽が2つ並ぶが温度はあまり変わらない。やや温め適温。 湯口は雰囲気抜群の溶岩だ。 となりの温湯は女湯とつながっている。カップル用??