糠平温泉(Nukabira Spa)
施設名 元祖湯元館 場 所 北海道上士幌町字糠平南区 源泉名 糠平温泉 泉 質 ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(低張性中性高温泉) 温 度 59.2℃ pH 7.0 溶存成分総計 1,112mg/kg (Na237mg, Ca 40.5mg, Cl 247mg, HCO3 291mg, SO4 72mg)
お湯の様子 無色透明,無味,弱石膏臭,湯口硫黄臭,適温,かけ流し 料金 500円 営業時間
芽登温泉から林道を通っていけば10kmほど近道になるよという甘いささやきを聞き,そのまま林道探索を1時間あまりかけてやっとたどり着いたのが糠平温泉。(途中林道で横道に迷い込み天然のエゾシカ2頭と出会うなどかなりのタイムロスを強いられたがそれが逆に旅の良い思い出となった。)
糠平温泉の中でもひときわ古くから営業しているのがこの湯元館で古く(大正7年創業)から営業しているという意味をこめて旅館の前に「元祖」がつくらしい。内湯へ向かうために,長い階段を下りていく。階下へ下るアプローチに名湯多しという話の通り,ここもなかなかすばらしいお湯が待ちかまえていた。内湯は円形の浴槽に中心からコンコンとお湯が注がれるタイプのもので,クリアーな無色透明なお湯が注がれかけ流されている。無色透明,無味でやや石膏臭を感じるお湯はとてもきれいで窓の外の渓谷の美しさと相まってとても良い雰囲気を出している。内湯から細い階段を下っていくとそこに渓流沿いの打たせ湯があり,温めのお湯に腰まで浸かって渓流を眺めながら打たせ湯を味わえるのがうれしい。その上には混浴露天風呂があり,ここからの景色もすばらしい。湯口付近は硫黄臭があり,お湯からは内湯と同じように若干石膏臭がする。とても気持ち良いがやはりこの季節はアブとの戦いが大変そうである。これは紅葉の時期に来るととてもすばらしい景色とお湯を味わえるのではないか。近くまで来たときはついつい立ち寄りしそうである。
H18/7/15
こちらが内湯浴槽。細長く,内側が浅くなっている造り。 湯口はゆるやかに噴水のように注ぎ込む。 こちらが混浴の露天風呂。渓流を見下ろせるのが特徴。
打たせ湯になっている下段の露天風呂。かなり温め。本当に打たせ湯のみの造り。一番景色が良い。