濁川温泉(Nigorikawa Spa)
施設名 温泉旅館 中央荘 場 所 北海道茅部郡森町字濁川 源泉名 濁川温泉(中央荘1) 泉 質 ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉 温 度 − pH − 溶存成分総計 − お湯の様子 黄土色濁り、炭酸味+石膏味、石膏臭+アブラ臭、熱め、かけ流し 料 金 300円 営業時間 7:00〜21:00
森町濁川温泉の「濁川中央」バス停前にある温泉旅館。道道788号沿いにあるためすぐに見つけることができる。朝早くから夜遅くまで日帰りを安価で受け付けてくれる旅館で、この日は夕食を食べた後の20時30分頃に訪れたのだが、いやな顔一つせず快く入浴させてもらった。建物の一番奥に男女別内湯が1つずつある。
内湯にはやや広めの内湯が1つあるだけで、タイル浴槽の縁のかけ流しスポットからお湯が勢いよく溢れているのが見える。張られているお湯は明らかに濁った黄土色のお湯で、土類系の香りをぷんぷん漂わせている。この日の湯温は45度とやや熱めで、浴室に籠もる湯気のせいで温度以上にかなり熱く感じた。窓を開けて湯気を抜いてからじっくり湯に浸かってみた。熱めのお湯が体にビリビリとしみこみ、思わずふぅと一息ついてしまう。どっしり腰を据えてお湯に浸かったのはこの日初めてのような気がした。熱いのだが落ち着いてしまうお湯だ。塩ビパイプから垂直に注がれるお湯はうっすらアブラ臭のような石膏のような土系の香りがし、口に含むと土っぽい石膏味に甘みがある弱炭酸味がした。余計な物が何もないシンプルな浴室に塩ビパイプで注がれる素朴な浴槽。浴室内にはその注がれる音以外何も聞こえない。そんな素敵な浴室を独り占めしている自分が非常に罪深く感じた。
濁川温泉はどこの旅館もそれぞれ特徴的な独自源泉を持っているので、ここも次回訪問時は外せないお気に入りの旅館となった。H20/5/4
木で作られた縁が印象的なタイル浴槽。黄土色の濁り湯です。 塩ビパイプからお湯を投入させる。 かけ流しスポットにあふれ出すお湯。