雌阿寒温泉(Meakan Spa


施設名 野中温泉YH
場 所 北海道足寄町茂足寄
源泉名 野中温泉
泉 質 含食塩含石膏硫化水素泉(緊張性低張性高温泉)
温 度 43.0℃ pH 6.4 溶存成分総計 4,520mg/kg
お湯の様子 無色透明,やや炭酸味+苦味,微微明礬臭+硫化水素臭,適温,白湯花あり
料 金 200円 営業時間 7:00〜21:00

平成23年3月31日、惜しまれつつも閉館になりました。現在は日帰り温泉として再オープンしたらしいです。


 足寄町の外れにある雌阿寒岳の麓にある温泉。正式には野中温泉ユースホステルという名前で,宿泊客が居るときのみお湯を入れるため,日帰り客を断る場合が多い。今回はラッキーなことにお湯がはってあり,しかも貸切で利用できた。隣の野中温泉別館があんなに混んでいるのに,貸切とはまさに温泉の神様が降臨したかのようでした。

 浴室は建物の一番奥にあり,途中にある部屋の名前は「こだま」「とき」「ひかり」などどう考えても新幹線や特急の名前にちなんだ名前が付けられている。鉄道マニアが開湯した旅館なのかも知れない。浴室だけは別世界の雰囲気が漂っており,廊下で見た風景とは別に5年以内に一度建て替えたかのような新しめの造りをしている。そこに硫化水素臭がするやわらかめのお湯が注がれている。浴槽も浴室も全て木で造られており,周りに響き渡るのはお湯が注ぐ音だけという実に素敵な世界が広がる。お湯は別館と同じようなお湯だが,こちらには白い湯花がたくさん舞っているのが特徴である。個人的にはこちらのお湯の方が好みである。3軒並ぶ旅館の中では一番穴場的な旅館である。

H18/7/15


 
木で造られた浴槽が1つ。味わいが深い。  湯口から結構大量に注がれる源泉。

 
こちらはカラン代わりか?かなりの湯量が捨てられる。  これがイス代わりの木片。