松原温泉(Matsubara Spa)


施設名 松原温泉旅館
住 所 千歳市泉郷
 
源泉名 食塩泉】2号井
重曹泉】3号井
泉 質 食塩泉】ナトリウム-塩化物泉
重曹泉】含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉
溶存成分総計 食塩泉】8,043mg/kg
重曹泉】1,149mg/kg
水素イオンpH 食塩泉】8.0
重曹泉】8.6
湯 温 食塩泉】26.0℃
重曹泉】22.4℃
お湯の様子 食塩泉】薄褐色、加温あり適温、塩味+甘味、循環利用
重曹泉】濃褐色、加温ありやや熱め、つるつる、モール系温泉臭、循環利用
料 金 600円
営業時間 12:00-21:30
   

 国道337号のバイパス(地域高規格道路)である「道央圏連絡道路」の泉郷ランプの横にある明治36年創業の歴史ある温泉旅館。以前立ち寄りで利用しようと試みたが、臨時休業のため断念したことがある。今回はしっかり営業していた。しかも、湯浴み中は誰も訪れないというハッピーな独泉を経験できた。フロントで湯銭を払い、奥へ進んだ突き当りが浴室だ。

 浴室は縦に細長くなっている造りで、男女の仕切りの壁沿いに2つの浴槽が並ぶ。手前が弱塩泉、奥が重曹泉と書かれている。どちらも見た目に黒湯(モール系の濃い温泉)だ。え?源泉2本ですかい?驚きを隠せない自分だったが、気を取り直してかけ湯をし、まずは食塩泉の方に身を沈めてみた。温度は適温に調整されている。濃い茶褐色で、横にある飲泉用蛇口からお湯を味わってみるとしっかり塩味がある。それでいてほんのり甘味が感じられる正真正銘の食塩泉だ。浴槽は狭く1人サイズ。湯口がどこにも見当たらなかったが、浴槽内の男女の仕切りの間に穴があるので、もしかすると女湯とつながっていてその先に湯口があるのかもしれない。続いて広めの重曹泉のお湯を味わってみる。こちらは食塩泉よりも濃い褐色で、モール臭のようなふんわりとした香りが感じられる。つるつる感があり肌がすべすべになるのが特長だ。湯温はやや熱めになっているが、2本の源泉に温度差があるので上手に入り分ければ湯疲れをしなくて済みそうだ。2本の源泉の色の違いは下の写真の通り。

 全くノーマークだった千歳市の温泉旅館。今は宿泊よりも地元民の公衆浴場的な使われ方をしているらしいが、宿泊で利用することをお勧めする。低温泉なのにこんな立派な湯遣いをしていること、創業依頼2本の源泉を大切に守り続けているという歴史の深さに驚かされた。近くに来た際には再訪は必須の温泉だ。

2026/8/17