熊牛温泉(Kumaushi Spa


施設名 ペンション熊牛
場 所 北海道弟子屈町熊牛原野20組西
源泉名 熊牛源泉3号井
泉 質 アルカリ性単純温泉(アルカリ性低張性高温泉)
温 度 58.8℃ pH 8.8 溶存成分総計 826mg/kg
(Na 220mg, Cl 279mg, CO3 21mg, HCO3 84mg)
お湯の様子 茶褐色透明,無味,モール臭,あつめ,泡つき少し,つるつる,かけ流し
料金 300円
(2回目〜250円)
営業時間 8:00〜22:00

 弟子屈町と標津町の街境付近の温泉分譲地にあるペンション。残念ながらタウンページに載っていないためナビで見つけることはできないし,弟子屈町の地元農協職員に尋ねても場所がわからなかった。行く人のために敢えてヒントを書くとすると,JR釧網線沿いの国道を南下し南弟子屈駅よりもまだ南へ進んだところに分譲地入口がある。

 ペンションは家庭的な雰囲気がするもので東京からきた老夫婦が経営している。冬も通常通り営業をしているらしく,宿泊で利用するのも良さそうな雰囲気がある。ここは貸切家族風呂が2つあり,それぞれにオーナー手作りの露天風呂が付いている。左側の家族風呂は,タイル貼りのやや広め浴槽が1つで,シャワーやカランもある。茶褐色のモール泉で表面にお湯の中から出た気泡が膜を張っている。外へ出るとミルクタンクのような円形の深い浴槽があり,脇を木で座れるように工夫した手作り露天風呂が出迎えてくれる。深さが1mあり全身をゆっくり浸からせていくとなかなか心地よい。ここのモール臭が一番濃くて気持ち良かった。ここも内湯と同様にやはり3人が限度であろう広さ。そのすぐ後に五右衛門風呂があったがかなり熱くて苦労した。最初温度を測ると50℃。混ぜて撹拌し48℃まで冷ましいざ勝負した。何とか入りましたが浅いため肩まで浸かれずすぐに上がることにした。やはり手作り円形露天が一番気持ち良い。
 右の貸切家族風呂は小さめの浴槽が1つありタイル貼りでこぢんまりしたものとなっている。こちらは2人が限界の広さで同じお湯がこんこんと注がれている。外へ出ると開放的な雰囲気の広めの露天風呂があり,ステンレスを利用した面白い構造になっいる。こちらもオーナー手作りで,縁にある木とか工夫の跡が見られる。この露天風呂は温めになっており,ゆっくり浸かるには良さそうだ。
 なおこのペンション,1回目の外来入浴が300円なのに対し2度目以降は250円に値下げになるとのこと。しかも1度支払うと1日何回来ても良いというのも良心的である。非常に楽しく気持ち良かったので1時間近く滞在してしまった。それほど良いお湯です。

H18/7/16


  
左側の貸切浴室内湯。広めで3人くらいは入れそう。   こちらが深めの露天風呂。オーナー手作り。     こちらが源泉そのままで熱すぎる五右衛門風呂。

 
こちらが右側の貸切風呂内湯。ちょっと小さめの内湯。   その分露天風呂が広め。やはりステンレス浴槽。