熊ノ湯温泉(Bear's Spa


施設名 熊ノ湯
場 所 北海道羅臼町
源泉名 -
泉 質 含硫黄-ナトリウム-塩化物泉
温 度 pH 溶存成分総計
お湯の様子 水色白濁,硫黄臭,塩味,熱め,かけ流し
料 金 寸志 営業時間 主たちの気分次第 7:00〜夕方

 知床峠から羅臼町へ下りてくると初めて町並みが見えてくるのが羅臼温泉街。その山側の川沿いに大きな看板があり,見逃すことがない。ちなみに向かい側にキャンプ場があり,前日に女子中学生が熊にパンチを食らわしたというニュースが流れた現場。この日はキャンプ場は閉鎖されていた。
 橋を渡って行くと,なにやら清掃中との看板がある。ふむふむ,5:30〜7:00までは清掃のため入れないのか。これはしょうがないと思い,15分ほど待つことにした。その間,ちらほら見える清掃関係者。ん?勝手にロープを乗り越えていく人もいる。奥にちらちらと裸の人も座ってくつろいでいるように見える。清掃中って,いったい何人で…?
 午前7:00にロープが外され,まず湯小屋へ進む。すると,清掃をしていたとは思えない人たちが我が物顔で陣取っている。どう見ても30分以上はお湯に浸かっている様子だ。料金箱があるのでお湯への感謝の気持ちで寸志として200円を投入し,丁寧に脱衣をしてさっそく露天風呂へおじゃまさせてもらった。スカイブルーの濁り湯からは硫黄臭がはっきりと伺える。すばらしいロケーションにある天然の露天風呂だ。すると「きちんと○んち○を洗ってから入れ!」という声が聞こえてきた。どう見てもしっかり洗ってから入ろうとする観光客に向かって主たち(最初から湯に浸かっている人たち)の一人が声を掛けた。それから,マナーが悪いだの様々な話をし始めた。その主たちが,露天風呂の横でごしごし体を洗いシャンプーの泡を飛ばしている。こういう野湯の露天風呂は排水を処理する施設がないため,通常は体を洗うのは禁止のはず…。ましてやここは世界遺産の知床…。と思いながら不思議な気持ちになった。マナーと語っている人たちのマナーが…。以下略。。。
 スカイブルーの素晴らしいお湯を守っている管理者の人たちには非常に頭が下がります。一部観光客のマナーが低下して困らせることがあることもよくわかります。いろいろな意味で考えさせられる1湯でした。

H20/7/21


  
こちらが湯小屋。女性用はしっかり壁で囲われている。   清掃終了と共に一番乗りで向かうが,すでに主たちが思い思いの湯浴み中。   こちらがアチチの源泉。

  
下半身を洗え,だのマナーが悪いだの言っている主たちは,シャンプーをごしごし利用。   良いお湯のためにしっかり寄付してきました。  そのときの気分で変わる営業時間