岩尾別温泉(Iwaobetsu Spa)
施設名 岩尾別温泉 「三段の湯」 場 所 北海道斜里町 源泉名 岩尾別温泉 泉 質 食塩泉 温 度 − pH − 溶存成分総計 − お湯の様子 無色透明,無味,うっすら芒硝臭,(上段温め,中段熱め,下段温め),かけ流し,野湯 料 金 無料 営業時間 24時間 (自己責任で)
斜里町の世界遺産知床で一番奥に位置する宿泊施設「ホテル地の涯」の前にある野湯。本来だと車での立ち入り禁止区域にあたるのだが,ホテルがあるためにそこまでの道路は特別に自家用車で乗り入れることができる。真夜中だったので真っ暗な中を友人と3人で訪問した。山奥に進むにつれエゾシカとの遭遇率が高まる。まさしく人間の世界とは違う別の場所に立ち入っているのだということが実感できる瞬間だ。
露天風呂入り口という看板が目印の遊歩道を降りていくと,勢いよく水が注ぎ込む音が聞こえてくる。湯気が立つ先にさっそく1段目の露天風呂が見えた。3段になっており,1段目がやや温め,2段目が熱め,3段目が2段目の廃湯を利用していて温めとなっている。暗いためよく見えなかったのだが,無色透明なお湯で,うっすら芒硝臭が香るすばらしいお湯だ。今回は代わる代わる真っ暗な中で3カ所のお湯をそれぞれ満喫した。脱衣所などが無いために,訪れる際には何か脱衣を置くようなシートや袋を持参すると良いだろう。
このお湯のことを教えてくれた「しれとこ自然村の従業員の方」の話だと,露天風呂周辺はエゾシカやヒグマが平気で現れる地帯なので,あくまでもこの湯を訪れる際は自己責任だと言うことを忘れないでほしいということだった。また,この一帯が全て世界遺産知床の中にあるということも忘れてはならない。トイレ,たばこ,空き缶などのごみの始末,自分たちが自然遺産に関わっていく上で必要なルールが必ずあるはずです。知床に立ち入るときのルール(コンビニなどに書いてあります)を守りながら利用しましょう。
H20/7/20深夜
真っ暗な夜中,しかも雨の降っている中,フラッシュで撮影した(左 1段目,中 2段目,右 3段目)浴槽たち。どれも3人程度は入れるサイズ。