函館温泉(Hakodate Spa


施設名 ホテル函館温泉
場 所 北海道函館市大森町
源泉名 函館温泉ホテル2号泉
泉 質 含鉄(2)ナトリウム-塩化物強塩泉
温 度 pH 溶存成分総計
お湯の様子 黄土色濁り、熱め、強塩味+甘味、金気臭、かけ流し
料 金 550円 営業時間 5:00〜10:00、12:00〜24:00

平成22年11月末、駅前の新興ホテルの影響を受け経営を断念、廃業しました。残念でなりません。


 ゴールデンウィークの家族旅行でまさかとれるとは思っていなかった函館のホテルに宿泊しました。今回はトクーという旅行関連のページで見つけた5月6日空室2室という厳しい条件の中、2食付き7749円という値段で宿泊することができました。

 函館温泉ホテルは国道278号線漁火通りから函館山へ向かう途中にある中規模ホテルで、昔からある本館と新館の2つの建物からなる。本館と新館の行き来が1階でしかできないのが不便なところだが、新館の3階にある温泉大浴場はかけ流しの食塩泉が出迎えてくれる。
 広い浴室の海側の窓辺に手前から2つの大浴槽が並ぶ。手前は真湯で普通の水道水をわかしたものだ。奥が温泉浴槽となる。温泉浴槽は、いったん四角い木の升に源泉を注がせ、少し湯花をためてから浴槽に注がせる仕組みで、黄土色濁りの熱めの食塩泉がどばどば注がれ、かけ流されている。湯面や湯口からはしっかりと金気臭が香り、なめるとかなり塩辛い。塩辛い味に若干炭酸味のような甘みも含まれる。じっくり入っていると浴室の熱気と湯の熱さで確実にKOされる。加水するためのものが全くないため、浴室の反対側にある「水風呂」がオアシスのような存在になるだろう。
 ちなみに浴室の左奥にあったロシア風サウナは熱すぎて10秒も入っていられなかった。

 低料金で宿泊させる割には夕食はゴージャスで、なかなか満足いくものであった。今後函館観光をする際はこういうビジネスホテル系の温泉旅館を利用するのも良いものだなと思った。

H20/5/6泊


  
内湯には2つ浴槽が並ぶ。手前が普通の真湯。奥が温泉浴槽。   湯口はいったんますでさまされてから注がせている。美しい黄土色濁りです。

  
この美しい黄土色が見えますか?        食事も十分に満足が行ける量です。   こちらロシア式スチームサウナと水風呂。