奥州平泉温泉(Osyu Hiraizumi Spa)
施設名 そば庵 しづか亭 場 所 岩手県平泉町大字平泉 源泉名 めぐみの湯 泉 質 ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉 温 度 33.5℃ pH 7.8 溶存成分総計 1,012mg/kg (Na 277.8mg, HCO3 413.8mg, Cl 205.6mg)
お湯の様子 薄黄褐色透明,無味,微温泉臭,加温あり,かけ流し 料 金 食事すれば 営業時間 10:00〜15:00(受付終了13:30)
世界遺産の候補地に立候補しようとがんばっている平泉町の山手にある割烹旅館。場所をうまく表現できないが,中尊寺の裏にある駐車場からさらに奥へ進むと看板があり,その看板の指示に従って数キロメートル進むと,ほんの一寸だけダートを走り,そのまま旅館にたどり着く。案内看板が少ないことと,内陸地震の影響で逆から来るルートが限定されていることなどから,非常に見つけづらい場所にある。食事をすれば入浴がサービスになるということだったので,この日はざるそば(700円)の大盛り(+300円)で1050円という値段で昼食兼温泉休憩をした。
立派なエントランスの受付でまずは料金先払い,注文をした後食事をとり,それからいよいよ浴室へ向かった。立派な「ゆ」と書かれたのれんの先に男女別の浴室があった。利用客は無く,贅沢なことに貸しきりで利用した。脱衣所から内湯を覗くと,そこにはワンダフルワールドが広がっていた。広めの内湯からこんこんと溢れるかけ流しの湯。そして琥珀色に輝く浴槽。何と奥には露天風呂まであるではないか。お湯はやさしい浴感のすべすべするお湯で,うっすら温泉臭が香る。源泉温度が高いために,若干加温してかけ流している。この日の湯温はちょうど良い42℃に設定されていた。投入される源泉の量があまり多くないため,一度溢れさせるとたまるまで多少時間がかかるが,利用客が少ない分だけとてもクリアーできれいなお湯の状態が保たれているのだ。これぞ隠れた名湯といったところか。
露天風呂は3人サイズの小さなもので,木の樋から源泉を注がせ,こちらもかけ流されている。浴槽が内湯よりも小さい分,若干だがお湯から香る温泉臭が強めに感じる。野鳥のさえずりを聞きながら,青い空,森を眺めて湯に浸かる。非常に贅沢なひとときだった。ここの温泉はとても上品な温泉です。大勢でわっと詰めかけるのではなく,個人で宿泊や食事などをして,旅館名にある通り「しづかに」時を過ごすのが一番でしょう。
H20/8/4
この暖簾をくぐると先に男女別浴室がある。 この光景を見た瞬間,身震いがしました。それだけ衝撃的です。 ちょろちょろと注がれる加温源泉
贅沢なまでのかけ流しが見えますでしょうか。 露天風呂も素敵な造りをしています。温泉臭が濃いめ。 木の樋をツタって落ちる源泉。