石抱温泉(Ishidaki Spa   


施設名 石抱温泉 野天風呂
場 所 山形県大蔵村金山字肘折
源泉名 石抱温泉
泉 質 ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(含重曹−食塩泉)
温 度 推定40℃前後 pH - 溶存成分総計 -
お湯の様子 無色透明,温め,はっきり炭酸臭,濃炭酸味,足下自噴,かけ流し
料 金 無料 営業時間 24時間(ゑびす屋さんに必ず断ること)

 肘折温泉からさらに山奥へ入っていった場所にある有名な野湯。肘折温泉のゑびす屋旅館が管理している個人所有温泉で,入る際には必ずゑびす屋へ一言断るようにしたい。以前山形に住んでいた頃に友人と一度だけ探検で来たことがあったのでそれ以来の再訪となる。

 肘折温泉街を抜け,銅山川を渡る。葉山館を越え,突き当たりのT字路を左折しそのまま右に湿地沼を見ながら林道を進む。すると橋をもう一つ渡りまたT字路がある。ここに小さな看板(下写真参照)がある。道なりに進むとまた橋を渡り小高い丘を越えた先に石抱温泉駐車場が見える。そこから右方向へ約20〜30mほど歩くと目的の野湯にたどりつく。
 スノコが1枚敷いてあり,そこで脱衣できるようになっている。お湯の温度は適温。アブは無し。浴槽の底からぷくぷくと自噴しているアワが出ている。もう入るしかありません。脱衣して一気にお湯に飛び込みました。浴槽の底は藻で多少ぬるりとするがお湯自体はとても状態が良く心地よい。湯面からは炭酸ガスのような香りが漂い,成分はなかなか濃そうな感じがする。岩の裂け目からかなりの量のお湯が自噴しており,至る所から気泡が上がっている。うーん,これは気持ち良いです。し,か,し,ヤブ蚊です。このヤブ蚊さえいなければパーフェクトなのですが…。上がって着るまでが勝負でした。じっくり長湯できるシーズンってあるのでしょうか?
 野湯が大丈夫な方はぜひ一度挑戦して欲しいです。浴槽自体は15年前とさほど変わっていませんでした。いつまでも大切にしてほしい1湯ですね。 ちなみにこの施設が当HPの山形県紹介で記念すべき150湯めになりました。最近なぜか節目がこういう系統のお湯ばかりな気がします。

H19/6/16


  
車で向かうと(ダムの看板の上)小さな看板で石抱温泉と文字が見える。  駐車場から山道を進むと目的の野湯が見えてきます。けっこうすぐ見つかります。

   
浴槽の周りはしっかり草刈りがしてあって快適です。  しかしヤブ蚊がすごいです。これからの時期はアブ?   足下からぷくぷくと自噴を続ける炭酸泉。