肘折温泉(Hijiori Spa   


施設名 肘折いで湯館
場 所 山形県大蔵村南山
源泉名 組合2号源泉
泉 質 ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(含重曹−食塩泉)
温 度 87.5℃ pH 7.4 溶存成分総計 4,016mg/kg
(Na 1196mg, Ca 105mg, K 103mg, Mg 38mg, Fe(2) 2mg, Cl 1430mg, HCO3 310mg)
お湯の様子 薄黄土色微濁,熱め,温泉臭+土類臭,炭酸味,かけ流し
料 金 350円 営業時間 9:00〜20:00

 肘折温泉の一番端っこにあるセンター系施設。平成初旬に箱物行政の象徴としてオープンしたもので、地区のイベントホールや観光物産館を兼ねている。温泉街まで人力車で移動できるというサービスもある。広々とした駐車場には車が5台しか停まっていなかった。お湯が豊富、旅館のにぎわいから離れている、地区の共同浴場が3ヶ所ある、という点からあまり必要性を感じなかったのだが、肘折温泉で入っていない施設がここだけになったのであえてチャレンジした。

 入り口は立派な造りで木製の自動ドア。受付で料金を支払い、エレベーターで3階の浴室へ向かう。男女別の立派な内湯がある。広々とした温泉はがらんとしていて、ほぼ貸切状態だった。入り口付近ではなく、奥の寝湯の手前にかけ湯があり、温めのお湯がドバドバと溢れている。一番奥に温めの寝湯がある。手前の広い浴槽は熱めのセッティングになっており43℃程度の湯温だ。薄黄土色の肘折のお湯が湯口から惜しみなく注がれかけ流されている。うっすら土類系の香りが漂い、口に含むと炭酸味がしっかりとある。新鮮でビリッとくる浴感がたまらなく気持ちよい。浴槽に身を沈めてふうと一息つき天井を見上げると、しっかり換気が整った高い天井が施設の壮大さを語りかけてくるようだ。広い施設を独り占め。うぅん、もったいない。

H22/8/11


  
3階にある展望内湯。広い浴槽は熱めのセッティング。    こちら奥にある寝湯浴槽。温めのセッティング。  こちら奥にあるかけ湯。この湯だまりに浸かりたい。