下呂温泉(Gero Spa)


施設名 白鷺の湯
住 所 下呂市湯之島
源泉名 下呂温泉(送湯ポンプ場)
泉 質 アルカリ性単純温泉
溶存成分総計 374mg/kg
水素イオンpH 9.1
湯 温 55.6℃
お湯の様子 無色透明、無味、弱温泉臭、つるつる、やや熱め
料 金 430円
営業時間 10:00-20:45(水曜定休日)
   

 日本三大名泉の1つ(残り2つは有馬、草津)の下呂温泉に始めて訪れた。何を基準に三大名泉と呼ぶのかわからないが、とにかく広い温泉街だ。外国人観光客、日本人観光客、とにかくお客さんが浴衣で歩き回る、そんな温泉街だ。行き来する人の数は草津の半分ほどだが、温泉街自体が草津とちがって広い。そんな中、下呂温泉発祥の地碑が建つ場所にある公衆浴場白鷺の湯を訪れてみた。飛騨川を挟んでJR下呂駅の反対側の温泉街メインエリアの中にある公衆浴場で入浴料は430円だ。大正15年から続いている大衆浴場で、西洋風な建物が特長的だ。浴室入り口に行くためには受付から一度階上へ上がる。脱衣所からまた1階に降りて浴室へ行く仕組みだ。階下へ降りる浴室はなぜか胸がワクワクしてしまう。

 入ってすぐ右側にヒノキ造りの浴槽が2つあり、奥の浴槽に無色透明のお湯が注がれている。湯口以外に浴槽の中からもお湯が注がれている。もっと広いのかと思っていたが、思ったよりも小さめで落ち着いた雰囲気だった。左側が洗い場で、シャワー付きカランが並んでいる。

 建物の外観が洋風な感じなのに、浴室の中は和風なテイストになっているのが不思議な感じがする。日本人としては浴室内の雰囲気がとてもよろしい(丸い柱だけがミスマッチ)と思うが。注がれているお湯は無色透明で無味、若干の温泉臭が香るお湯で、やや熱めだ。

 体に絡みついてくるようなとろみを感じるお湯で、肌がつるつるするのが特長だ。このお湯を400円強で味わえるというのはとても親切だと思う。

 この日、大雨警報が出されていたため温泉街をぶらぶら歩くことができなかったが、また来る機会があったらこの日帰り温泉以外にもお湯を味わってみたいと思った。
2024/8/13