四万温泉(Shima Spa


施設名 つばたや旅館
場 所 群馬県中之条町四万 字山口
源泉名 四万温泉 つばたやの湯−2
泉 質

ナトリウム・カルシウム−塩化物・硫酸塩泉(中性低張性高温泉)

温 度 58.6℃ pH 7.4 溶存成分総計 1,570mg/kg

(Na 360mg, Ca 182mg, Cl 533mg, SO4 313mg)

お湯の様子 無味,温泉臭,無色透明,かけ流し
料 金 400円 営業時間 要相談

 四万温泉の一番手前にある山口地区にある小規模旅館。朝9時台だったにもかかわらず日帰り入浴を快く引き受けてくれた。温泉街の通りから一本川側に入り込んだ路地にある。

 入り口から入って奥に2つ浴室があり、どちらも小さい内湯になっている。男性用、女性用というくくりがなく、それぞれを貸し切りで利用する形式だ。当然今回は小さい方を利用させてもらった。一緒に入った温友のN氏と同時に浸かったため、一気にお湯が溢れて大洪水になってしまった。お湯は無色透明で若干石膏臭のような香りを伴った温泉臭が香る。湯温は42℃と適温で、ずっと浸かっていても疲れないタイプのお湯だ。ここはここでとても気持ち良いのだが、この旅館にはもう一つ隠し球があった。
 入り口から入ってすぐ左側の非常口から鉄製階段を降りて川原に出ると、そこにお手製の露天風呂があった。パラソルが1本開いていて、雨天時にも対応できるように工夫されている。露天風呂横に設置された簡易脱衣所で服を脱ぎ、いざ露天風呂へ浸かってみる。先ほど内湯で味わったお湯と同じなのだが、まわりの清流・紅葉している木々・冷たい外気等が相乗効果を上げて、この露天風呂の良さをさらに引き立てている。うぅん、これは参りました。こんなに素晴らしい空間があって良いのでしょうか?と思えるくらい感動的な露天風呂である。一緒に行って露天風呂を味わった相方さんは「ここは絶対泊まりに来たい」と言っていた。相方さんは年末にふらりとこの旅館に泊まっているかもしれない。もっと東北に近ければ自分も絶対に泊まりに来たい宿である。

H26/11/21


  
こちらが内湯(左側)のようす。3人サイズで新鮮なお湯が注がれる。   こちらが内湯(右側)のようす。   右側浴室の湯口。新鮮きわまりないお湯です。

  
別の出口から出て階段を下った先にある清流露天風呂。    手作りで風情があります。この景色は行ったものにしかわからないでしょう。    湯口はシンプルです。