尻焼温泉(Shiriyaki Spa


施設名 ホテル光山荘
場 所 群馬県六合村入山
源泉名 尻焼温泉(光山荘源泉)
泉 質

カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉

温 度 54.0℃ pH 7.8 溶存成分総計 1,540mg/kg

(Na 196mg, Ca 264mg, SO4 635mg, Cl 234mg)

お湯の様子 無色透明,無味,芒硝臭,ビリビリ感あり,熱め,かけ流し
料 金 500円 営業時間  

 六合村尻焼温泉軍団の中で最初に選んだ旅館がここ。尻焼川風呂の入り口手前にドカーンと建っている和風旅館。日帰り入浴も積極的に受け付けている。入り口から入って一旦中2階にあがり、そこから半地下の浴室に下る。家族風呂、女湯、男湯と3つの浴室が並んでいる。ひっそりしていた家族風呂を最初にのぞかせてもらったが、こちらも2人サイズの石タイル風呂で、雰囲気がとても良さそうだ。今回はグッとこらえて男湯へ向かった。

 浴室は広い横長の長方形浴槽が1つに洗い場が並ぶシンプルなタイプで、窓から明るい光が差し込んでいる。浴室に入った瞬間に来ました「ボウショウシュウ」という香り攻撃が!この香りにまず一発カウンターパンチをくらうことになる。めまいがしそうなくらい素晴らしい香りにうっとりしながらかけ湯をすると、この香りがさらに爆発する。さらに、お湯自体が43度と適温で、お湯に浸かるとビリビリ浴感が体に差し込んでくる。一緒に入った最近芒硝好きになったJ氏がニヤニヤしている。「そうそう、これなんです。TKさんをこのお湯に入れたかったんです。」J氏は勝ち誇ったような表情で呟いた。もちろんこちらも両手握手でこれに応えることになるが…。ここは文句なしの5ッ★です。硫黄もアワもアブラ臭もありませんが、温泉手帖的には5ッ★なんです。
 窓の外を眺めると尻焼の湯の川が流れているのが見える。お湯は熱めに感じるが、湯上がりはさらりとするのも芒硝泉の特徴だ。冷たい風にあたりながら、しばし窓際の浴槽縁で体をクールダウンする。群馬遠征に来てこんなにホッとした時間は久しぶりだ。ここで終わっても良かったのだが、窓の外に首を出してみるとまだ2軒ほど旅館が見えるではないか。J氏に「あと旅館がまだあるけれど、日帰り大丈夫かな?」とすぐさま質問した。「おそらく大丈夫かと…。」その答えを聞く前にもう次の行動に移っていた。(つづく)

H26/11/21


  
キラキラ光る湯面。ビリビリ染みこむ浴感、ふわふわ漂う芒硝臭。    湯口から注がれる熱めの源泉。    窓の外には尻焼の川が流れる。うっとりです。