裏磐梯早稲沢温泉（Ura Bandai Wasezawa Spa）

施設名	民宿 山城屋
場　所	福島県北塩原村大字桧原字早稲沢
源泉名	裏磐梯早稲沢温泉
泉　質	ｶﾙｼｳﾑ-硫酸塩泉
温　度	45.5℃	ｐH	−	溶存成分総計	2,032mg/kg
				(Ca 566mg, SO4 1329mg, Cl 49.4mg)
お湯の様子	無色透明，うっすら甘み，芒硝臭，やや熱め，かけ流し
料　金	500円	営業時間		要相談

裏磐梯桧原湖畔にある早稲沢温泉の温泉街にある民宿で温泉街の上の方にある。今回宿泊した森川荘の裏手にあり，日帰り入浴も積極的に受け入れてくれている。 　入り口から入って左側に小さな男女別の内湯がある。左側の浴室が広めで，右側の浴室が狭めの設定だ。今回は右側が男性用だったため，狭い方の浴室を利用させていただいた。 　狭い浴室の奥に四角いタイル浴槽が一つだけ有り，手前の洗い場の片側にシャワー付き自在カランが並んでいる。窓から明るい日差しが差しているが全体的に暗めの浴室だ。そしてお湯はフラワーポット湯口から注がれかけ流されている。このフラワーポット湯口は独特な形をしており，当然そのフラワーポット自体もそれとしての役割を果たしており，造花ではなく本物の観葉植物が育っている。湯口から出ている２つのお湯は温度が違い，早稲沢温泉で利用している２本の源泉をブレンドしているというのがよくわかる。うっすら芒硝臭が浴室全体に香りとても心地よい。洗い場の一番端にはなぜか大きな笛が置かれてあり，吹けと言わんばかりに何とも不思議な雰囲気を出している。個人的に好きな香りなので，お湯に浸かりながらしばしこの不思議な異空間を味わった。森川荘，やませ，と２つの早稲沢温泉を味わった後だったため，お湯自体の感動はかなり低くなってしまったが，ここの旅館も湯遣いが良く，お湯自体のフレッシュさがとても伝わってきた。 　今回，早稲沢温泉という禁断の芒硝天国に足を踏み入れてしまい，すっかり早稲沢温泉ワールドにはまってしまいました。よって，早稲沢温泉にある残りの民宿も全て入りたくなってしまいました。間違いなく近いうちにこの地区は再訪してしまうことになるでしょう。 H20/11/9

　　
四角いタイル浴槽が一つだけ。シンプルな造り。　　　こちらがフラワーポット湯口。美しい花の季節に来てみたい。　　　浴槽内にある木の椅子。座り心地抜群。