磐梯高原裏磐梯温泉(Bandai Pia Ura-Bandai Spa


施設名 ホテル小野川荘
場 所 福島県北塩原村大字桧原 字剣ヶ峯
源泉名 磐梯高原裏磐梯温泉源泉
泉 質 カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉
温 度 49.7℃ pH 9.1 溶存成分総計 1,542mg/kg
(Na 206mg, Ca 249mg, SO4 831mg, Cl 171mg)
お湯の様子 薄黄色透明, うっすら甘味,弱温泉臭,熱め,かけ流し
料 金 500円 営業時間 6:00〜21:00

 裏磐梯の中心地である桧原湖と小野川湖の間に位置する。国道459号から県道2号に入ってすぐ右側に曲がってその先にある1軒宿の温泉旅館。朝早くから日帰り入浴を受け付けているということで,今回は早朝6時半にお湯をお借りした。朝早いにもかかわらず嫌な顔一つせずに宿の方に案内してもらった。入り口から一旦2階へ階段を上り,受付の上にある廊下を右へ進む。道を数度折れながら行った先でまた1階へ下るとそこが大浴場だ。2階へ上がらずに浴室に行くためにはスタッフオンリーの厨房を通り抜けなければならないため,日帰り客にとっては手間のかかる造りになっている。

 脱衣所から扉を開けて中に入ると,なぜか浴室へ3段階段を上がる。浴槽の湯面よりも脱衣所のほうが低いという実に変わった造りをしている。床のタイルは市松模様で,奥へ長い造りになっている。浴槽は広く,一度に20人くらいは浸かれる広さだ。一番奥の岩湯口からお湯が勢いよく噴き出しており,それがしぶきになって飛び散っている。カメラを近づけると頭からしぶきを浴びてしまうくらいすごい状況だ。一見無色透明に見えるうす黄色透明なお湯はビリビリと熱めの浴感があり,うっすら温泉臭が感じられる。浴槽内のタイルも市松模様で,壁の緑色と相まって独特の世界を醸し出していた。浴槽からあふれ出したお湯は洗い場へ向かって流れて行き,先ほどの脱衣所方向にはあまり大量にあふれていかないように工夫されていた。もし20人が一気に浴槽に浸かって溢れさせたらきっと脱衣所までお湯が行くんだろうなぁ,とくだらないことを考えながらお湯を満喫した。浴室全体に湯気が篭もっていてミストサウナのようになっていたため,湯上がりに汗が噴き出してきた。しかし,汗を一通り拭いたら,さすがは芒硝泉。湯切れが素早く湯上がり肌がさらりとなった。

H20/11/9


  
奥に広い浴槽。湯気のため向こう側が見えません。   こちらの湯口からしぶきが上がる。すごい勢いです。   市松模様のタイルがなかなかシュールです。