高湯温泉(Takayu Spa)
施設名 旅館 高原荘 場 所 福島県福島市町庭坂 源泉名 高湯26番 滝の湯 泉 質 酸性-含硫黄-カルシウム・アルミニウム-硫酸塩泉(硫化水素型) 温 度 51.0℃ pH 2.8 溶存成分総計 1,782mg/kg (Ca 95.2mg, SO4 641mg, H2S 114mg, Al 29mg, CO2 506mg)
お湯の様子 白濁水色,硫黄臭,やや酸っぱい,やや熱め,かけ流し 料 金 300円 営業時間 -
福島市高湯温泉にある小規模旅館。湯めぐらんすの宿として1泊2食付き8075円で利用させてもらった。宿泊する際は23時〜5時までの間は残念ながら浴室を利用できない。夜通しお湯に浸かりたいという人には不向きだが、リーズナブルな料金で泊まれるところがポイントの宿。
玄関から2階に上がった場所に浴室があり、男女別の内湯が1つずつあるだけのシンプルなもの。浴室内にはコンクリート造りの白い浴槽が1つあるだけで、洗い場を含めて3人がやっと入れる広さだ。この小さい浴槽に高湯の濃い硫黄泉が注がれている。湯口の樋には湯量を調整できるように組み立てる仕切りの板があり、その板を仕切って湯量を調整する仕組み。水を足したいときは付属しているもう一つの樋を置いて水を流す仕組みだ。この日の湯温はやや高めの43℃に設定されており、ちょうど良い温度で湯浴みできた。湯口付近では透明な硫黄泉なのだが、空気とふれあって浴槽内に貯められているうちに徐々に白濁していく。そして、空の青さと相まって鮮やかなスカイブルーの硫黄泉となっているのだ。鮮度も抜群、硫黄の香りがプーンと漂い、夢心地の湯浴みを楽しんだ。
夕食は1階にある食堂で頂くことになる。この日は川魚や馬刺し、旬の山菜などを中心にたくさんの料理が並び、これで8075円で良いのですか?と思いたくなるほど贅沢に頂いた。どれも美味しくあっという間に完食してしまった。夜は部屋で酒を嗜みながらしばし温泉談義に花が咲き、夜23時のタイムリミットまでのんびりとお湯に浸かって過ごした。
早朝、一番風呂をゲットしようと急いで浴室に向かうと、もう既に仲間の1人がのんびりと朝日を眺めながら湯浴みしていた。窓から差し込む朝日がとてもきれいで、スカイブルーにちょっとオレンジが混じったような色合いがとても美しかった。
朝食もたっぷり頂き、十分満足がいける宿泊となった。いつもは自分の好みのMT(無色透明)泉ばかりに宿泊していて、本当に久しぶりに硫黄泉に宿泊したのだが、たまに変化をつけて硫黄泉に泊まってみるのもいいものだと改めて感じた。H23/7/16泊
どうして高湯のお湯はこんなに美しくなるんでしょう。 白いコンクリート浴槽が美しいです。 樋を伝う湯口も良い感じで風格が漂います。
ゆったりと落ち着いた雰囲気の部屋。 こちら馬刺しが出た夕食。バランス良い内容です。 朝ご飯もおいしくマンガ盛りさせていただきました。