高湯温泉(Takayu Spa


施設名 旅館 ひげの家
場 所 福島県福島市町庭坂
源泉名 高湯16番 疝気の湯
泉 質 酸性-含硫黄-カルシウム-硫酸塩泉(硫黄泉)
温 度 48.5℃ pH 2.8 溶存成分総計 1,880mg/kg

(Ca 90.6mg, SO4 622mg, H2S 113.3mg, Al 23.2mg, CO2 638mg)

お湯の様子 白濁水色,硫黄臭,やや酸っぱい,適温,かけ流し
料 金 日帰り不可 営業時間 -

 福島市高湯温泉にある日本秘湯を守る会の会員宿。今回は縁あって大学時代の同期会がこの会場で行われることになり、宿泊で利用した。この宿、料理が美味しいことと日帰り入浴を受け付けていないということから私のようなものにとって非常に敷居が高い。今回は1泊2食付き16000円で宿泊した。ちなみにこの高湯温泉は2010年6月に「源泉かけ流し宣言」というものを発表し、加水、加温、循環をせず、自然に沸いている源泉をそのまま利用することにこだわりをもった温泉地だ。

 夕方暗くなってから宿に到着し、荷物を置いて早速疝気の湯という浴室へ向かった。ここの浴室は一番左側から「川沿いの星見風呂(貸切露天)」「内湯①」「内湯②+月見風呂(露天)」「内湯①用の滝の湯(露天)」と4つの浴室が並ぶ。午後19時まで内湯②+月見風呂が男性用だったので急いで利用した。ヒノキで作られた5人サイズの浴槽があり、木の長い樋を伝わせて透明なお湯が注がれている。浴槽の中のお湯は白濁し、しっかりと硫黄臭が香っている。お湯はビリッと熱めに感じるが、よくよく浸かってみるとちょうど良い適温で42℃程度と心地良い。個人的には久しぶりに白濁硫黄泉に浸かるため、体がびっくりしてしまった。たまには硫黄泉も良いものだ。この香りにうっとりしてしまった。今度は脱衣所からもう一つの入り口から入る月見露天風呂へ向かった。こちらは10人サイズのヒノキ造りの露天風呂で、川側の景色が開けていて、すぐ横を流れる川の音が聞こえてくる。床の石タイルがとても美しい。湯気で曇っているためあまりはっきりは見えないが、木星が綺麗に見えていた。湯温は41℃程度でこちらはやや温め。ゆっくり浸かるにはちょうど良さそうな温度だ。どちらかというとこちらの方に長くいたような気がする。
 食事はどれも美味しいフルコース和食料理で、その中でも特に福島牛のしゃぶしゃぶが美味だった。個人的には旅館食は残し気味なのだが、この日は完食してお腹いっぱいになってしまった。食後はやはりお湯を楽しまなきゃということで男女入れ替えになった浴室へ向かった。内湯②は内湯のみで、さきほどの内湯①と左右シンメトリーになっていて同じ造りだ。お湯の雰囲気も浴槽の感じも全く同じだ。ここでしばし大学時代の友人と思い出話に花を咲かせ、今度は一度衣服を着直してから廊下に出て、ヒノキの回廊を抜けた滝ノ湯露天風呂へ向かった。こちらは先ほどの月見風呂と同じような大きさなのだが、趣がちょっと違う。浴槽自体は同じような感じなのだが、湯口と床の石が違う。個人的には月見風呂のほうが好きなイメージだ。こちらの湯温もちょうど良い。やはり今回も露天風呂に長く居続けた。

 次の日の早朝、宿泊客が貸切札を操作して自由に利用できる星見露天風呂(貸切風呂)へ向かった。早朝の光を浴び、小さな露天風呂はスカイブルーに白濁し、お客の到着を待ちかまえていた。小振りな浴槽はジャスト3人サイズで、当然自分が入った分だけ豪快にお湯が溢れていく。朝一番の外気温は1℃。ピリッと肌寒い中、ちょうど良い湯温の42℃で快適に15分ほど湯浴みした。ここの景色(左写真)は本当に美しいです。誰か他のお客さんが待っていると申し訳ないと思ってそそくさと上がり、廊下に戻ると、案の定一人のお客さんが待ちかまえていた。

 この宿が人気な訳が泊まってみてよくわかった。お湯自体も良いのだが、何よりも風情と料理が良い。宿泊でしか味わえないお湯を贅沢に味わい、手の込んだ美味しい料理を頂けたことに感謝し、そして何よりもこの宿をチョイスしてくれた幹事に最大の感謝の意を表したい。

H22/11/20泊


  
こちらが右側浴室。白濁のお湯がトプトプと注がれる。   木の樋を通って少しずつ注がせる源泉。   こちら付随する露天風呂。床の石組みが美しい。

  
こちら左側浴室。真新しい白木の浴槽が美しい。    このかけ流しスポットから溢れ出します。  こちら右奥にある露天風呂。朝一番で美しいスカイブルーです。

  
こちらは夕食です。これ以外に焼き物やデザートなどどんどん運ばれてきました。。 ふとんがしかれたお部屋。広めです。   朝食も美味しく頂きました。