野地温泉(Noji Spa)
施設名 野地温泉ホテル 場 所 福島県福島市土湯温泉町野地 源泉名 野地温泉 泉 質 単純硫黄泉(硫化水素型) 温 度 86.3℃ pH 6.2 溶存成分総計 39.1mg/kg (HS 1.3mg, H2S 7.5mg)
お湯の様子 うす緑色白濁,硫黄味,硫化水素臭,加水有り,熱め,かけ流し 料 金 800円 営業時間 10:00〜15:00
国道115号線福島市側土湯トンネル手前で旧道へ入り土湯峠を目指して進んでいくと1軒目にある旅館。すぐ奥に新野地温泉相模屋旅館がある。山道の奥にある割に立派すぎる佇まいのホテルで,たくさんの浴室を持つ温泉ホテル。
今回訪れた時間では男性が利用できる浴室が「天狗の湯」と「剣の湯」の2箇所だった。まずは人がいなかった「剣の湯」へと向かった。「剣の湯」はタイル造りでシャワーつきカランが並ぶ大浴場だ。真ん中が舞台のように丸く出っ張った変形浴槽にエメラルドグリーン白濁の硫黄泉(右写真参照)が注がれ,かけ流されている。お湯からは心地よいまでの硫化水素臭が香り,肌触りがマイルドな浴感がある。やや熱めに設定されており,体がピリッと引き締まる思いだ。こんなに広い浴室を貸切で利用できるなんて贅沢極まりない。
「天狗の湯」浴室は内湯から露天風呂へと繋がった浴槽が一つあり,それぞれ木造でシックな感じを醸し出している。シャワーつきカランもあるがこちらは少なめで,どちらかというとじっくり湯治をする人向けの浴室と言った感じだ。長方形の内湯は奥に長く,その内湯の先に引き戸があり,露天風呂と繋がっている。露天風呂にも湯口があり,露天風呂の方がやや熱めになっていた。露天風呂の周りは雪だらけで,湯を祀っている祠の回りがすっかり雪で覆われていた。雪を眺めながら硫黄の香りに包まれる。硫黄好きには堪らない至福の時となるでしょう。個人的にはこちら「天狗の湯」浴室のほうが気に入りました。たくさんの浴室があるため,宿泊で利用するなどしない限り全ての浴室を味わうことができない。こういう大きめの旅館は,日帰りではなく宿泊で利用するとその良さをもっともっと実感できるのだろう。天狗の湯(露天風呂含む),剣の湯 : 10〜13(男性) 13〜16(女性)
鬼面の湯,千寿の湯,羽衣の湯(露天): 13〜16(男性) 10〜13(女性)H20/1/7
こちら剣の湯浴室。妙な形のタイル浴槽。 湯口から注がれるお湯からすばらしい香り。 こちら天狗の湯内湯。内湯からそのまま露天へ行ける
天狗の湯内湯湯口。木の樋がナイスです。 繋がっている露天。この時期はちょうど良く雪見風呂。 湯口は樋で伝わせている。