西山温泉(Nishiyama Spa)
施設名 滝の湯旅館 場 所 福島県柳津町砂子原字長沢 源泉名 滝の湯 他に荒湯も利用 泉 質 ナトリウム-塩化物泉 温 度 68.0℃ pH 7.0 溶存成分総計 5,228mg/kg (Na 1650mg, Cl 2235mg, HS 1.0mg, H2S 0.9mg) お湯の様子 うす褐色透明、適温、塩味、うっすら温泉臭、かけ流し 荒湯は無色透明、無味、硫黄臭、熱め、かけ流し 料 金 500円 営業時間 要相談
会津坂下ICからまっすぐ国道を下り、山奥に入ったところにある温泉地。位置的に言うと温泉街の下の方にある昔ながらの温泉旅館。日本秘湯を守る会の会員宿で、玄関には巨大な提灯も飾ってあった。滝の湯の由来は、旅館をはさんだ向かい岸に滝が一筋流れているのが見えるからだと思われる。男女別の内湯が1つずつと、貸切利用できる露天風呂が1つある。源泉は右側浴室と露天風呂が荒湯源泉で、左側浴室が川向こうから引っ張っている独自源泉の滝の湯だ。今回は他にお客さんがいなかったため、2つの浴室をどちらも使わせていただきました。
まずは右側浴室の荒湯を味わってみた。ビリッと熱めなのは表面だけで、攪拌棒を使って混ぜるとちょうど良い温度になった。硫黄臭が香る無色透明なお湯で、これはこれで良いお湯だ。体もしんまで温まりそうである。続いては左側浴室だ。最初はお湯が違うというのには気付かなかったのだが、よく見てみると全くお湯の素性が違うことに気付き、慌てて両方入ることにしたのだ。うっかり見落としてしまうと後でかなり後悔していたことだろう。お湯はうっすら茶褐色気味の透明なお湯で、こちらは塩化物泉の独特な温泉臭が感じられる。となりの荒湯は硫黄臭なのに、こちらは石膏のような海臭が感じられるのだ。川をはさんで両岸のお湯はそれぞれ性格が全く異なっているのだから本当にびっくりだ。一緒に行った知人は、予定の時間を超えてこのお湯をじっくり楽しんでいた。
滝の湯以外にも、まだまだ温泉旅館がある。青森からは遠いのだが、近くまで行ったらついつい立ち寄ってしまいそうな温泉地だと改めて実感した。H25/7/13
こちら右側浴室。源泉は荒湯源泉で、うっすら硫黄臭が香るビリッとしたお湯。 湯口で冷ましながら注がせる。 露天風呂は大雨だったので見学のみです(荒湯源泉)
こちら左側浴室。札を掛け替えてこちらのお湯も味わいました。 色まで全然違います。味も浴感も違います。