中ノ沢温泉（Nakanosawa Spa）

施設名	いろりの宿 大阪屋
場　所	福島県猪苗代町蚕養字中ノ沢
源泉名	沼尻元湯
泉　質	酸性-ｶﾙｼｳﾑ・ｱﾙﾐﾆｳﾑ-硫酸塩・塩化物泉 　　　　　　　　　　　　（酸性低張性高温泉）
温　度	71.8℃	ｐH	1.9	溶存成分総計	3,002mg/kg
		（Al 90mg, Ca 264mg, Fe(2) 18.2mg, HSO4 434mg, SO4 1465mg）
お湯の様子	無色透明，酸味，明礬臭，白い粉湯花，かけ流し
料　金	500円	営業時間		10:00〜16:00

国道１１５号線からちょっとだけ小道に入った場所にある温泉街。もともと源泉湧出地に近い沼尻温泉と一緒に「沼尻温泉」としてくくられていたのだが，そこから独立して中ノ沢温泉という温泉地を名乗るようになったもの。源泉は沼尻温泉と同じで，沼尻元湯からお湯を引き湯している。沼尻の熱いお湯を引いてくる間に５７℃まで泉温が下がってくれるので，源泉の管理がしやすいらしい。大阪屋でも基本的に加水はしないようにしてお湯を管理している。 　今回は営業時間前だったにもかかわらず快く入浴を受け付けてくださった。 　男女別の大浴場は離れた場所にあり，それぞれ露天風呂も１つずつある。内湯は木材をふんだんに使った造りをしていて癒し空間を作り出している。広めの浴槽に竹湯口から透明なお湯がちょろちょろ注がれかけ流されている。浴槽の底には白い粉湯花が沈んでおり，かき混ぜるとほのかに白濁する。硫黄臭にも似た明礬臭が感じられ，すっぱく，やや熱めの源泉がとても気持ち良い。内湯の温度はやや熱めに設定されているので温めのお湯が好きな人にはあまり勧められないが，酸性のお湯を熱いまま楽しみたいという場合はこちらの旅館を選ぶと良い。露天風呂も開放的な岩風呂が１つあるが，アブが大量発生していたため今回は遠慮させてもらった。次回来る際にはぜひ露天風呂ともセットで味わってみたい。 　H18/8/15

　　
浴槽も壁も天井も全て木で造っている。　　　湯口はさらに渋い竹湯口。ちょろちょろ出して冷ましている。　美しいが何となく周りから見られているような気になる。