幕川温泉(Makukawa Spa


施設名 吉倉屋旅館
場 所 福島県福島市土湯温泉町鷲倉山
源泉名 幕川1号泉 ※他に5号泉もあり
泉 質 単純温泉
温 度 74.0℃ pH 7.2 溶存成分総計 399mg/kg

(Ca 55mg, HCO3 88mg, SO4 86mg)

お湯の様子 無色透明,無味, 温泉臭,熱め,かけ流し(内湯)
料 金 500円 営業時間 10:00〜15:30

 福島市と会津地方を結ぶ国道115号線の土湯峠にある温泉で,旧道よりもさらに奥へ5km程入った場所にあるのが幕川温泉。そこには2軒の温泉旅館があり,向かって右側が吉倉屋旅館だ。旅館の手前に夏は使っているのだろうと思われるプールがあるが,11月ということもあり空っぽになっていた。雪深い場所なので雪が積もる11月中旬〜5月初旬まで冬期閉鎖になるため営業期間が短い。

 入り口から入って左側が単純泉の内湯浴室があり,右側に進むと男女別の硫黄泉露天風呂がある。今回は時間の都合上硫黄泉露天風呂は見るだけにして,内湯浴室を利用させていただいた。内湯浴室(右側)に入ると正面に四角い木造りの浴槽が1つ待ちかまえている。奥に積まれた岩の間からお湯が注がれており,飲泉できるように柄杓が置いてある。湯口から注がれるお湯は無味ながらうっすら温泉臭を漂わせる素敵なお湯で,とろっとしたような包み込む浴感がある。自分が入った分だけ気の縁から溢れていく姿は圧巻ものだ。硫黄泉が多いこの土湯峠エリアで初めてほっと一息つけた瞬間だった。雰囲気といい,お湯といい,とても落ち着ける浴室だ。ここは大変気に入りました。
 女性湯を利用した友人の話だと,女性湯(左側)には露天風呂も併設されており,そちらにはもう一つの浴室にあるのと同じ硫黄泉が張られているという。どっちにしろ,個人的には硫黄泉よりも無色透明な単純泉のほうが最近の好みなので,たぶんこの内湯浴槽にずっと浸かっていると思うが…。

H20/11/8


  
硫黄の香りがしない素敵な浴感の単純泉が張られる内湯。   岩湯口から静かに注がれ…   そして静かにかけ流されていく。

  
内湯とは別に右手へ進んだところにある。   下へ下った先にある硫黄泉浴槽。   空の色を反射してスカイブルーに輝いています。