川上温泉(Kawakami Spa)
施設名 いちろう荘 場 所 福島県猪苗代町山神原 源泉名 川上温泉(滝の湯) 泉 質 含食塩-芒硝泉 温 度 − pH − 溶存成分総計 − お湯の様子 無色透明,無味,弱温泉臭,適温,あわつきあり,かけ流し 料 金 500円 営業時間 朝〜20:00程度
国道459号沿いにある川上温泉の中で日帰り入浴を積極的に受け付けてくれる旅館。ネット上でその独特な名前を目にして以来,いつかは訪れたいと願っていた施設で,今回の湯めぐらんすで近くへ来ると知った際,ぜひぜひとお願いをしてルート上に設定してもらった。前の日の夜に直接宿に交渉し,早朝7時の入浴予約をさせていただいて,実際に次の日の早朝に朝風呂をお借りさせていただいた。
入り口から入ってすぐ正面に「イチロー」のポスターがあるのはご愛敬。ここの宿のご主人の名前が一郎ということからこの名前が付いたのだと対応してくれたおばあさんから伺った。浴室は廊下の一番奥にあった。昔ながらのキシキシいう廊下を進むと左右に分かれた男女別内湯がある。脱衣所を覗いたときまずびっくりしたのが足ふきマットだ。写真を見ればわかるが,これだとうっかり間違えることも無さそうである。それにしてもくどいくらいに並んでいる。ここまで並ぶと笑いが止まらなくなる。女湯も予想通りだった。
内湯へ入ると,そこには美しく輝く無色透明なお湯が張られたタイル浴槽が待ちかまえていた。水色タイルの色が朝の光に輝いて美しさをさらに倍増させている。ほんわかと香ってくる石膏臭のような温泉臭もすばらしい。ちょろちょろとパイプ湯口から注がれるお湯はタイル浴槽の脇から少しずつかけ流されていた。お湯は適温の43℃。友人と一気にお湯を溢れさせると,狭い洗い場が一気に大洪水になってしまった。芒硝泉とは違ったやわらかい浴感があり,体をやさしく包み込むような感じがする。今回の湯めぐらんすで立ち寄った数々のMT泉があるが,やはりどこも微妙に違いがあって良いものだと感じた。ここ川上温泉は毎日入りたくなるようなそんなMT泉だ。いちろう荘は素泊まりで2000円〜3000円で利用できるらしいので,このお湯を夜通し満喫しながら宿泊利用するのも良さそうである。H20/11/9
脱衣所に入ると笑いがこみ上げてくるこの足ふきマット。 美しいMT泉。こういう姿に最近弱いんです。 トロリとろとろ源泉湯口。
溢れていく姿。美しすぎて何も言うこと無しです。 こちら女湯。雰囲気が全然違います。 でも足ふきマットはやはりこれでした。