要田温泉(Kanameta Spa)
施設名 要田温泉 あぶくま保養センター 場 所 福島県三春町要田字樋口 源泉名 あぶくま保養センター 泉 質 単純冷鉱泉(単純炭酸鉄泉) 温 度 − pH − 溶存成分総計 167mg/kg (Fe(3) 1.4mg, Fe(2) 24.6mg, HCO3 56.4mg, CO2 20.2mg) お湯の様子 茶褐色透明,無味,無臭,加温有り,循環利用,赤さび湯花 料 金 500円 営業時間 10:30〜20:00
JR磐越東線要田駅のすぐ近くにある保養センター。高速道路の船引三春ICからもすぐに行くことができる。この地区では珍しい含鉄冷鉱泉ということでぜひ一度味わってみたいと思っていた。11月1日に立ち寄ったときは営業開始時間が10時30分に変更になっていたため断念,次の日立ち寄ってみると管理人のお婆さんが亡くなったということでその日から11月7日まで臨時休業と言うことで断念した。その日は営業していなかったが,浴槽に張られた冷たい水だけは見せてもらい,うす褐色透明の美しい湯に魅せられてしまった。そして気がつけば次の週の湯めぐらんすで立ち寄るチャンスができてしまい,思い切って立ち寄ることにした。
入り口から入ってすぐ右側に男女別の内湯があり,狭いながらも充実した設備が整っている。備え付けのボディーシャンプー類やシャワー,そして脱衣所のドライヤーなど一通りそろっていて使い勝手がよい。そして何よりそのお湯だ。単純炭酸鉄泉ということでどんな浴感があるかワクワクしながら浸かってみた。芒硝泉のようにビリビリと熱めの浴感があり,体を沈めると底に沈んでいた赤い湯花が湯に舞い上がってきた。そんなに熱いわけではないのだが,体にいつまでもビリビリと染みこんでくるのが特徴だ。加温のため循環利用となっているが,消毒臭など無く,全くの無臭だ。あっという間に体が真っ赤になり,湯上がりはいつまでたってもポカポカ感が残り続けた。
「あぶくまの名湯」と謳った文句は本物だった。合計3度の来訪でやっと叶った入湯だったので感激もひとしおだった。これからもぜひこの地域の人たちの心と体を癒し続ける湯であってほしいと思った。H20/11/9
こぢんまりした浴室で,タイル浴槽に循環湯が注がれる。うっすら茶褐色透明のお湯。 底に沈んでいる湯花で足型がつきました。