入間沢鉱泉(Irimazawa Cold Spa


施設名 入間沢温泉 叶屋旅館
場 所 福島県いわき市大久町
源泉名 -
泉 質 アルカリ性単純冷鉱泉
温 度 16℃程度 pH - 溶存成分総計 -
お湯の様子 無色透明,無味,無臭,加温有り,循環利用,継ぎ足し型かけ流し
料 金 500円 営業時間 9:00〜16:00位

 いわき市の県道35号線から海手へ向かってすぐの場所にある鉱泉旅館。すぐ近くに高速道路と観覧車が見える。奥まった位置にあるため主要道路からは行きづらいように感じるが,曲がり口に大きな看板があるために迷うことはないだろう。

 入り口で受付を済ませ,別棟にある湯小屋へ向かう。昔ながらの鄙びた感じの建物で,浴室内のみをリニューアルした感じだ。手前の浴室が男性用で奥が女性用だった。浴室内は狭めで2人サイズのタイル浴槽が1つと自在カラン付きの洗い場が2つあるだけだ。浴槽内に注がれるお湯は加温循環されており,循環湯が精悍な顔つきのライオンから注がれている。ライオン湯口の横にあるお湯と水の蛇口から源泉を好きなだけ継ぎ足せるようになっており,そこをひねって時間がたつとかけ流しになるようだ。お湯からはうっすら温泉臭が感じられ,つるつる感は少なめだ。近所の鉱泉宿がつるつるするお湯なのに対し,ここはさっぱりするタイプのお湯だ。クセが無く,それでいてやんわりと肌にからみついてくるようなお湯だ。後で覗かせてもらったもう一つの浴室は,浴槽が昔ながらの丸タイル浴槽で,浴室の採光も明るめになっている。どちらも味わいがあって良い。
 庭に源泉が自噴している井戸があり,そこから柄杓で源泉を味わわせてもらった。浴用に加熱する前の源泉は若干薄塩味があり,とろっとした感じがする。やはり動力揚湯では無く自噴源泉は鮮度が抜群ですばらしいものなのだと改めて思った。

H20/11/2


  
手前の浴室。この日は男性用浴室だった。目新しいタイル張りの浴槽に勇敢な顔つきのライオン湯口。   美しいブルーに見えるのは底のタイルの色合いから。 

  
 こちらが奥の浴室。昔ながらの丸タイル浴槽に勇敢なライオン湯口。ライオン湯口は循環湯で,その横の蛇口が源泉。   庭で湧出する源泉井戸。