飯坂温泉(Iizaka Spa)
施設名 清流の宿 花乃湯 場 所 福島県福島市飯坂町 源泉名 飯坂温泉(湯野分湯槽) 泉 質 単純温泉 温 度 51.0℃ pH 8.6 溶存成分総計 615mg/kg (Na 161mg, SO4 224mg, Cl 72mg) お湯の様子 無色透明,無味,弱薬臭+温泉臭,熱め,かけ流し 料 金 500円 営業時間 8:00〜21:00
飯坂温泉切湯共同浴場のすぐ横にある温泉旅館。摺上川のほとりに佇む和風旅館だ。日帰り入浴可という看板を見かけたので早速味わわせてもらった。上の階と下の階に浴室があり、今回は男性用ということで1階(階下)浴室を利用させてもらった。
切湯と同様、下へ下へと下っていった先に浴室がある。左右に分かれた脱衣所と浴室入り口は混浴時代の名残だろうか。浴室に入るといきなりふわりと温泉臭が香ってきた。湯気にもやもやと包まれた浴室の中央に横に細長い浴槽が1つあり、中央の大理石湯口からお湯が3方向に注がれている。やや熱めのセッティングで、体にピリッと染みこむような感じだ。窓の外には摺上川が見え、対岸には現在建設中の新波来湯と公園が見える。平成23年1月には完成するらしいので、楽しみに待つことにしよう。さてお湯だが、飯坂温泉のお湯らしくうっすら薬臭と温泉臭が香るもので、ピリッとするわりにはさらりとした湯上がり感がある爽快なお湯だ。先客が数名いたのだがいつのまにか貸切になっていた。がらんとした浴室にポツンと一人で居ると何だか贅沢な気分になってくる。両側にある洗い場にはしっかりとシャンプーなどのアメニティがそろっており、近所の人たちが普通のお風呂代わりに利用しているというのが頷ける。公衆浴場の料金が値上げになってからは、こういう旅館のお湯も近所の住人にとって大切な社交場に変わってきているようだ。
今回初めて旅館のお湯を味わったのだが、公衆浴場とは違った味わいがあって良い。またぜひどこかの旅館のお湯を借りて味わってみたい。H22/11/20
男性用浴室は階下へ下った場所にある。もともと混浴だったものか? 湯口は独特な3方向へ出る形式の大理石湯口。 対岸には新波来湯の建築が進む。