会津東山温泉(Aizu Higashiyama Spa)
施設名 二洸旅館
場 所 福島県会津若松市東山町湯本 源泉名 会津東山温泉(統合混合泉) 泉 質 ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉 温 度 46.0℃ pH 8.0 溶存成分総計 1,553mg/kg (Ca 204mg, Na 292mg, SO4 677mg, Cl 287mg)
お湯の様子 無色透明、薄塩味、温泉臭+芒硝臭、熱め、かけ流し 料 金 300円 営業時間 要相談
会津若松市の奥座敷、東山温泉にある小規模旅館。日帰り入浴も安価で受け入れてくれるが、宿泊も安く済む。今回は湯めぐらんすの宿泊宿として利用させていただいた。1泊朝食付きで5200円という値段で宿泊できるのは東山温泉ではここだけだろう。
宿は年季が入っていて古い感じだが、浴室のお湯は力強い。玄関から正面に入った階段を下に下った先に男女別の内湯がある。半地下の浴室にはこぢんまりとしたタイル浴槽があり、3人サイズの浴槽からお湯がさーっと溢れている。ほんのり香る芒硝臭に胸のときめきが止まらない。自分の中にある東山温泉のイメージが硫黄泉だったので、良い意味で裏切られた形だ。さっそく浴室に入ってお湯を楽しんでみた。湯口は浴槽の中にあり、小さな塩ビパイプから静かに注がれている。ビリッと熱めの浴感があるにもかかわらず、しばらく入っていると心地よく感じられる。これぞ芒硝泉の極みといったところだろう。ほんわり香る芒硝臭がまた良い。他の東山温泉を味わってきた後にも、夜中と朝に2度ほどこのお湯をじっくり楽しんだ。やはり、無色透明は良いなあと改めて感じた瞬間だった。
朝食はどれもおいしく頂くことができた。旅館の朝ご飯はなぜこんなにおいしいのだろう、という名言を残した温友もいた。これは本当だと思う。普段はあまり食が進まないのだが、温泉旅館に泊まった時は、どんどんおかわりをしてしまう。今回もそんな感じだった。
初めて訪れた東山温泉だったが、温泉街自体がちょっと元気がなくなってきているように思えた。というのは、廃業して廃墟のようになった旅館が数多く建ち並んでいるからだ。どこの温泉街もそうだが、東北地方の温泉は今疲弊しきっているように感じる。温泉好きの私たちにできることは、少しでも良い温泉をもり立てていくことだと改めて感じた。H28/11/26宿泊
こちら階下へ下った先にある男湯浴槽。3人サイズでこぢんまりしている。 湯面から眺めた様子。 湯口は浴槽内にあります。
こちらは細長い形をした女性湯浴槽。こっちのほうが良さそうだなあ。 部屋は古いながらも味がある部屋。 朝食もおいしく頂きました。