青根温泉(Aone Spa


施設名 山景の宿 流辿
場 所 宮城県川崎町青根温泉
源泉名 大湯・新湯・山の湯・蔵王の湯・不忘の湯・花房の湯・新名号の湯混合泉
泉 質 単純温泉
温 度 52.0℃ pH 8.8 溶存成分総計 848mg/kg
お湯の様子 無色透明,弱芒硝臭,適温,加水有り,かけ流し
料 金 630円 営業時間 11:00〜17:00

 青根温泉街より少し離れた所にある旅館で,じゃっぽの湯から真っ直ぐ反対方向へ下った場所にある一軒宿。温泉街にある坊源とは経営者が同じ。

 男女別の内湯「御来光の湯」は,その名の通り東方向の窓が開け,海から上がる朝日を山の上にいながらのぞむことが出来るというすばらしい内湯だ。脱衣所のロッカーを見るとまずびっくりするのが教訓の数々だ。「自分に嘘はつかない」「はいは1回でいいの」「自分が人に言われてカッとなったらそれ正しいかも」「あきらめない」等々,くどいくらいに1つ1つのロッカーにラミネートして貼ってある。申し訳ない気持ちになりながらそのロッカーを使わせてもらった。さて内湯の中だが,広く深い浴槽が1つあり,反対側にシャワー付カランが並ぶ造りをしている。浴槽は広々としており,一度に10人以上浸かれるくらいの広さだ。手前に湯口があり浴槽全体からかけ流されている。かけ流されている量が多いため,浴槽の縁の木に頭をのせてトドになるととても心地よい。お湯は無色透明で無味の単純泉ながら,しっかり芒硝臭が香る。窓が広く,青空を眺めながらトドっているとついついうっとりして意識を失いそうになってしまう。入浴料が高いが,しっかりかけ流しているので敬遠せず,湯めぐり手形を活用してぜひチャレンジしてほしい旅館である。

H20/2/16


  
窓の外には一面の雪原と綺麗な山の景色が広がる。   湯口は木箱で覆われている。    脱衣所のロッカーにはオーナー手書きの教訓がずらりと並ぶ。