青根温泉(Aone Spa


施設名 旅館 坊源
場 所 宮城県川崎町青根温泉
源泉名 大湯・新湯・山の湯・蔵王の湯・不忘の湯・花房の湯・新名号の湯混合泉
泉 質 単純温泉
温 度 52.0℃ pH 8.8 溶存成分総計 848mg/kg
お湯の様子 無色透明,弱芒硝臭,温め,かけ流し
料 金 525円 営業時間 9:00〜17:00

 青根温泉の中心,不忘館岡崎旅館の裏手にある小さめの旅館。先代の名前をとって「勇太郎の湯」と名付けられた露天風呂ののれんが目にまぶしい。ちなみに坊源という名前はスキーのボーゲンからとったという。

 受付で料金を支払い階下へ下る。左手奥には総檜内湯が,正面の下には露天風呂勇太郎の湯がある。今回は時間設定で露天風呂が男性用だった。この旅館は男女交換の時間が細かく設定されており,多少複雑になっている。時間を上手く利用すれば両方の浴槽を堪能できるだろう。

 男性タイム 露天風呂  5〜 7時    内湯  7〜 9時
             9〜11時       11〜13時
            13〜15時       15〜17時
            17〜19時       19〜21時
            21〜23時       23時〜朝    女性タイムはこの反対

 扉を開けて木の階段を下っていった先に露天風呂があり,その横に男女別の脱衣所がある。なぜ男女別のがあるのか?しかも男性用の脱衣所内にはなぜか洗濯機が…。
 それはさておき浴槽へ突入してみると,すばらしい浴感が待ちかまえていた。無色透明,無味,芒硝臭が香る青根のお湯がしっかり加水無しで注がれかけ流されているではないか。湯口は2箇所あり,木筒から注がれるお湯と岩の間から注がれるお湯の2つがある。これはどちらも熱めでおそらく源泉100%と思われる。広めの露天風呂は浅い寝湯スペースもあり,ゆったりくつろげる。簾が架かった庭園の向こうには「勇太郎の湯」と書かれた看板が見えた。この日は雪見露天風呂となった。時間が無いから15分で出ようと心に誓っていたのに…。やはり長湯になってしまった。
 青根のお湯はここまで芒硝臭が香るのかと改めてその力強さを実感させられた。意外と敬遠されがちな無色透明のお湯だが,私自身はとても好きである。

H20/2/16


  
こちら入口の大きな暖簾。ここから階段を下っていくと露天風呂。   ステキな雰囲気の岩風呂。浅いところと深いところがある。   こちらの角度からだとさらに美しい。

  
こちら湯口その1。岩の間から注がれる。    こちら湯口その2。木の筒を伝って注がせる。   洗い場もなかなか味わいがある。でも冬は寒すぎます。