桜温泉(Sakura Spa) 


施設名 さくらさくら

場 所 秋田県秋田市桜3丁目
源泉名 隆1号
泉 質 ナトリウム−塩化物強塩泉
温 度 45.1℃ pH 7.4 溶存成分総計 22,985mg/kg
お湯の様子 うす茶褐色透明、温泉臭、塩味+炭酸味、やや熱め、半循環かけ流し
料 金 520円(夏休み企画)
通常600円
営業時間 10:00〜21:00 第3木曜休

 秋田市街地を南北に縦断する主要県道41号沿いにある新しめの日帰り温泉施設。地名も桜といい、近くには金八先生の舞台にもなった桜中学校(と同名の学校)もある。桜ゴルフのオーナーが作った日帰り温泉で「さくらさくら」という名前もまたいい雰囲気を醸し出している。行った時期がラッキーだったため、夏休み企画で割り引き入場できた。

 食堂や休憩所を完備した立派な施設なのだが、浴室はオーソドックスな造りになっている。広めの大浴槽が1つにサウナ、そして一人サイズの水風呂がある。また、開放的な露天風呂も兼ね備えている。大浴槽と露天風呂には茶褐色透明のお湯が注がれ、静かにあふれ出している。湯口からの注入量があふれ出し量と同じくらいなので、吸い込み口や浴槽内湯口があるが、衛生管理のための循環利用をしている模様。湯口付近で香りをかぐと、うっすら鉱物系の温泉臭が香るお湯で、口に含むと塩辛さと甘さが混じったような炭酸味がする。ややツルスベ感があるお湯で、適温なため長湯してしまいそうなくらい気持ちが良い。ただ、食塩泉なのでうっかり長湯すると間違いなくノックアウトさせられるであろうお湯だから注意が必要である。内湯はやや熱めの42℃。露天風呂は温めの39℃に設定されていた。露天風呂は外の日差しがきらきら反射していてとても美しい風呂景色になっていた。
 ふと気になったのが水風呂だ。こちら洗い場と大浴槽の中間にあるのだが、もしかして別源泉か?と思い、手を入れてみた。すると温めの温度がビビッと脳に「入ってみなさい信号」を送り出してくれる。湯温計で計ってみると26℃で、真夏にはベストな水風呂である。一人サイズのため、体全体を沈めるとザバーっと洪水のように流れ出していく。これは気持ち良い!
 気が付けば大浴槽と水風呂をループしてしまう自分がいた。後で従業員の方に水風呂の源泉について聞いてみたが、水道水だという。いろいろ事情があってあの温度になっているのでしょう(勝手な解釈)。とにかくとても気持ち良いのは確実である。温泉ができてからもう9年経ったと言っていたが、今までこの温泉があまり世間に知られていないこと自体がびっくりである。

H29/8/3


  
こちらがきらきらと輝く露天風呂。開放感があります。   静かに注がせる湯口。  そしてあふれ出していく床と一体化していて美しいかけ流し。

   
こちらが内湯浴槽。やや熱めだがそんなに熱すぎるほどではない。   そしてこちらが問題の水風呂。ジャスト一人サイズ。   水道水じゃないと認可が下りないんだそうです。