須川温泉(Sukawa Spa


施設名 栗駒山荘
場 所 秋田県東成瀬村椿川字仁郷山
源泉名 仙人温泉
泉 質 酸性-含鉄(Ⅱ)-硫黄-ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型)
温 度 48.0℃ pH 溶存成分総計

(SO4 907mg, Cl 386mg, Ca 133mg, Na 166mg)

お湯の様子 水色白濁,硫黄臭,適温,酸味,かけ流し
料 金 600円 営業時間 9:00〜18:00(受付 17:30)

 秋田県側にある須川温泉。ここは珍しく岩手県の源泉をとなりの秋田県で利用している。となりの岩手須川高原温泉をイメージすると「力強さ」。こちら秋田須川高原温泉をイメージすると「壮大な風景」か?

 内湯は洗い場と浴槽が離れていて洗い場は洗い場,お湯はお湯としっかり割り切った造りをしている。浴槽から見晴らすきれいな景色を展望できるように窓は広めになっており,外の光を浴びてお湯の色が水色白濁になって見える。硫黄臭が心地よく,丁度良い適温のお湯が体にじんわりと染みこんでくるのがわかる。外へ出るとそこはついたてが全くない世界で,露天風呂の正面に立つとそこには雄大な栗駒の自然が広がる。奥に見える道路もなんのその。気にせずについつい仁王立ちしてしまう。気持ちいいですねここは。どのシーズンに来てもきっとすばらしい雄大な景色が広がるのでしょう。この景色を見るために600円を払っても十分すぎるくらいおつりが来そうです。
 お湯のフレッシュさだとやはり岩手須川。景色だと秋田須川。これから自分も使い分けていきそうです。

H18/7/29

  
内湯はガラスで見晴らし最高の状態を作り上げている。  湯口はお賽銭箱状湯口とでも呼びましょうか。   ここの露天風呂は名物なんです。


 まだ国道が全て開通していない5月の初旬に,東成瀬村から上る1本道を通って湯めぐらんすのイベントで須川高原にやってきました。今回はお隣の須川高原温泉に宿泊するため,その直前にこちらの栗駒山荘に立ち寄りで利用させていただきました。国道342号のゲートが17時で閉鎖になるため,日帰り入浴客は16:00までだったのですが,無理をいって17時まで利用させてもらいました。

 宿泊客と隣の須川高原宿泊客以外はいないという閉鎖空間(ゲート閉鎖のため)で,この広い露天風呂を我々湯めぐらんすチームで独占です。この日は鮮度が良いのか,雪解け水が流入しているためなのか,やや透明で底までうっすら見えるようなお湯でした。ピリッと肌に染みこむ浴感は健在で,ほんのり明礬臭と硫黄臭が混じる香りに包まれて湯浴みしました。青空の下に広がる雪が残る山肌を見ながら快適な時間を過ごしました。ここはやはり落ち着きます。

H22/5/9

  
内湯も貸切。濁りが薄く,透き通っている。    雪山を見ながら湯浴みできる露天風呂    透き通ったお湯の須川温泉も素敵です。