蔵王温泉(Zao Spa   


施設名 源七露天の湯
場 所 山形県山形市蔵王温泉
源泉名 カゲバタ源泉・洞門源泉
泉 質

酸性含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉
(含硫化水素強酸性緑礬明礬泉)

温 度 42.7℃ pH 1.7 溶存成分総計 1,424mg/kg
(Al 76.5mg, Fe(2) 15.7mg, Cl 249mg, HSO4 787mg, SO4 1171mg, H2S 2.2mg)
お湯の様子 薄白濁水色,硫黄臭,酸味,適温 (露天風呂温め),かけ流し
料 金 450円 営業時間 9:00〜21:00

 蔵王温泉大露天風呂入り口のすぐ手前にある日帰り温泉施設。初めて蔵王に訪れ、大露天風呂を目指してきた観光客が間違って立ち寄ってしまうことがある施設だ。露天の湯という名前の施設だが、内湯もあるしっかりした施設だ。

 入り口から入って階段を下った先に男女別の内湯と露天風呂がある。内湯はウッディな湯小屋で、8人サイズの浴槽が1つあり、木の湯口から多めの源泉が注がれ、かけ流されている。お湯の一部はそのまま外の露天風呂にも流れ込んでいる。湯温は熱め、体にビリッとくるような刺しこみ浴感があった。この温度は結構好きである。
 続いて扉を開けて露天風呂に行ってみた。こちらは岩造りの露天風呂が2つ続いていて、手前のお湯は先ほどの湯小屋からポイポイされているお湯と、奥の露天風呂から注がれる熱めのお湯がポイポイされてきているお湯が注がれている。従って鮮度もあまり良くなく、湯温もかなり温めになっている。夏場ならこちらが良いかもしれないが、この日の気温は−2℃。湯温も38℃程度とかなり湯浴みには厳しい温度だった。奥の浴槽は40℃とやはり温めで、浴槽真ん中にある石からもこもこ注がれる湯口周辺で42℃になっていた。雪がしんしん降る中、やや温めのお湯を楽しんだ。
 すぐ向かいにある岡崎屋や、わかまつやのような濃さは無いが、シンプルな木造の湯小屋や、長湯できそうな温めのセッティングはとてもうれしいものだ。蔵王大露天風呂のような強烈なインパクトは無いが、いざというときには重宝しそうな日帰り温泉施設だろう。

H24/12/1


  
露天の湯という施設なのに一応内湯がある。木造で趣がある。    湯口も木でできている。個人的には内湯が好き。    露天から眺めた内湯湯小屋。

  
露天風呂は2つあり、手前が内湯のポイポイ湯なのでかなり温め。    奥の浴槽真ん中にあるもこもこ湯口。鮮度はここが一番か。    温め露天。冬はきついかも。