湯瀬温泉(Yuze Spa) 


施設名 ホテル滝の湯
場 所 秋田県鹿角市湯瀬
源泉名 湯瀬温泉
泉 質 アルカリ性単純硫黄泉(硫化水素型)
(単純硫化水素泉)
温 度 pH 溶存成分総計

お湯の様子 無色透明,無味,無臭,かけ流し,適温
料 金 300円 営業時間 7:00〜21:00

 国道282号から,湯瀬温泉街を通り抜け奥へ進み,温泉街の外れにある旅館。ホテルという名前はこの温泉街にあと3つあるが,それらのような高層ホテルではなく,ここは和風旅館の佇まいをしている。

 入口から入って正面の玄関を登り,そのあと渡り廊下を渡った後にまた下へ下る。そこへ男女別の内湯が1つずつある。階段の下には家族風呂も備えている。浴室は川沿いに位置し,抜群のロケーションを誇る。広めの浴室に円形の浴槽が1つあり,中に1段の段差がある。その段差が妙に曲がっているので上から見ると韓国の国旗を思い浮かべるようなデザインになる。浴槽の中央からじわじわと熱い源泉が継ぎ足され,静かにかけ流されている。無色透明のお湯は無味,無臭であるが,丁度良い温度に保たれており心地よい。川のせせらぎを聞きながらゆっくり浸かるには丁度良い感じがする。湯瀬の中ではほっとする一湯。

H17/12/18


湯気で見にくいがまん丸な浴槽が一つ。    中の段差が不思議な形をしている。青いタイルがまぶしい。


 久しぶりに湯瀬温泉に行きました。東日本大震災後に源泉がストップしてしまい困った旅館が数軒あったと新聞で見ていたので心配だったのですがここは大丈夫でした。でも女将さんの話だと、源泉の湯温が若干低下したということでした。ちなみにこの日は大浴場がポンプの故障のため、女湯が男湯として、家族湯が女湯として解放されていました。貴重な女湯の浴室を味わわせてもらいました。なぜか入浴料が300円でした。
 男湯と違ってこぢんまりした浴槽で、男湯と同様に底からお湯を注がせる方式です。ふんわりと硫黄臭が香るお湯は適温に調整されており、静かにかけ流されています。窓の外に流れる川の雪景色と湯気のモヤモヤがマッチしてとても風情のある風景になっていました。ゆっくり浸かっていると時間が流れているのがストップしているかのような錯覚に陥ってきます。相変わらずな素晴らしいお湯遣いに脱帽でした。
 ちなみに家族風呂もお湯が満ちあふれていたので写真を追加しておきます。

H24/1/8


こちら女湯浴槽。澄み切ったお湯の色が美しいです。    中央にあるパイプからもこもことお湯が注がれています。   掛け流し量からみて、結構なお湯を注がせています。


こちら家族風呂。以前来たときはお湯がはっていなかったので今回初めて見ました。こちらもそそられます。      窓の外には雪景色。やはり湯瀬温泉は風情が良いです。