巣郷温泉（Sugo Spa）

施設名	旅館 静山荘
場　所	岩手県西和賀町湯田
源泉名	巣郷３号源泉と秀衡の湯
泉　質	ﾅﾄﾘｳﾑ･ｶﾙｼｳﾑ-硫酸塩･塩化物泉（低張性弱アルカリ性高温泉）
温　度	73.3℃	ｐH	8.7	溶存成分総計	1,525mg/kg
お湯の様子	無色透明，無味，アブラ臭，熱め，かけ流し
料　金	300円	営業時間		9:00〜21:00

R107秋田県と岩手県の県境にある巣郷温泉郷にある旅館。歩いて１分もしないうちに秋田県に入るであろう距離に旅館がある。この旅館，バリアフリーにこだわりがあり，階段を上る際に座ったまま階段を上がれる電動スライド椅子も備えている。受付は１階に，浴室は２階になる。 　内湯の奥に石造りの庭園露天風呂がある。内湯の浴槽はタイルばりで，すごい勢いでお湯がかけ流されているのがわかる。何よりもうれしいのが，扉を開けた瞬間に香ってくるアブラ臭だ。内湯は若干加水されたお湯が湯口からドコドコ注がれかけ流されている。無色透明でアブラ臭が香る巣郷の共同源泉だ。体を浴槽内に沈めると洪水のように床にお湯が溢れていく。これは実に爽快である。ここ，シャンプーやボディソープなどのアメニティは一通り揃っており，これで２５０円とは破格である。シャワー付きカランも両側に６つほど並び，使い勝手も大変良い。 　露天風呂は石造りで，昔湯口として使われていた石組みの高い場所ではなく，パイプから浴槽の底に注がせるように変更されている。上のホースからどばどば加水しており，これじゃ温いんじゃないかとお湯を味わってみると…。熱いです。何と湯温４７℃だ。加水してもなおこの温度とは…。つまりこちら源泉をそのまま注がせている分鮮度が高いと言うこと。確かにとろみ感もアブラ臭も露天風呂の方が濃い。ビリビリ熱いお湯に浸かってみるとアブラ臭に包まれ夢心地だ。これは良い。巣郷の旅館だとここが一番オススメです。まだの人はぜひこのお湯を味わってほしいと思う。 H17/5/22 　　 タイルの色合いで緑色っぽく見える。　　　　湯口から注がれる加水済みの源泉。　　　　溢れている様子が見えますかね？ 　　 露天風呂はちょうど良い広さで，奥の茶褐色に変色している岩が昔の湯口。　　　現在の湯口は浴槽内にある。　　　　バリアフリーのこだわり。電動昇降機。 　アブラ臭好きの友人の希望で、巣郷温泉で新年会を行うことになり宿泊先として選んだのがこの旅館です。今回は素泊まりで利用しました。素泊まりで４０００円強（税込み）というコストパフォーマンスの良さです。この日は雪深く、しんしんと降り積もっていく雪の中での宿泊となりました。当然次の日の朝は車が埋まっていましたが…。 　内湯と露天風呂は相変わらずアブラ臭をしっかりと放っていて、満足行く香りを楽しみました。特にこの日は露天風呂の湯温と濃さがベストで、通算１時間以上この露天風呂に浸かり続けました。内湯も気持ち良いのですが加水があるため、若干薄めの印象を受けます。よって今回は殆どの時間を露天で過ごしました。 　露天風呂の景色は雪だらけで、屋根から落ちる雪が時々露天風呂にまで押し寄せてきます。それでも温泉パワーで雪なんぞ溶かしてしまいますから大丈夫なんです。湯面すれすれまで顔を埋め、アブラ臭を鼻の奥までしっかり吸い込んで幸せ気分を満喫しました。夜、寝る前、朝と通算３回ほどこの露天風呂でゆったりと時を過ごしました。このレポを書いている今でさえもまだ香りがよみがえってきます。やはり巣郷温泉は文句なしで良いですね。 H23/1/8宿泊

　　
こちらが今回利用した「あやめ」という部屋。3人で宿泊です。　　　内湯もアブラ臭が絶好調です。　　　露天風呂の湯温がちょうど良く、心地良いアブラ臭に包まれます。