湯田川温泉(Yutagawa Spa)
施設名 つかさや
場 所 山形県鶴岡市湯田川字湯本 源泉名 湯田川1号泉 泉 質 ナトリウム・カルシウム-硫酸塩温泉 温 度 42.6℃ pH 8.4 溶存成分総計 1,287mg/kg (Na 224mg, Ca 176mg, SO4 738mg)
お湯の様子 無色透明,弱温泉臭+芒硝臭,かけ流し,適温 料 金 日帰り不可 営業時間 −
湯田川温泉街の奥にある中規模旅館。日帰り入浴はやっていない。今回は家族旅行で素泊まり利用させていただいた。お盆前の忙しい期間で予約が取れたことはとてもラッキーだった。
到着が遅くなり20時にチェックインしたにもかかわらず、親切に対応していただいた。夜の間は大浴場が男性用、夜中に男女の浴室が切り替わる仕組みになっていた。着いてすぐに大浴場を利用した。湯気が籠もっていたため予想以上に熱く感じたが、お湯は湯田川らしい適温で、うっすら芒硝臭が香っている。床をあふれたお湯が流れるのが見え、入る前からニンマリしてしまった。軽くかけ湯し、さっそく体を埋めてみると、いやぁ、すばらしい。長旅を一人で運転してきた体にしんみりとしみこんでくるのがわかる。体が喜び一気に鳥肌が立った。お湯からあがると体がほんのり火照っていて、それでいながらあまり汗が出てこない。廊下がクーラーが利いていたので逆に寒く感じてしまった。夜にもう一度、今度は小浴場を味わってみた。こちらは一人サイズの浴槽で狭い。これがまた良いのだ。一人サイズの浴槽からあふれ出すオーバーフローは洪水そのものだ。なんと贅沢なことか。こんなにステキなお湯なのに、あっというまに排水口に流れていってしまった。
朝方もう一度この小浴場のお湯をじっくり満喫した。これだけ小さい浴槽なら日帰り入浴客を断るわけだ。泊まってみて納得した。今まで利用した湯田川温泉の浴室の中でダントツの小ささを誇っている。向かいの利太夫の貸し切り風呂と、このつかさやの小浴室は「小さい浴室で芒硝泉を味わいたい人」にとってパラダイスと言って良いだろう。この旅館で通算2002湯紹介の節目を迎えることができたのはとても幸せなことである。祝!温泉手帖2002湯!
H30/8/10宿泊
こちらは、大浴場。大浴場といってもそんなに広いわけではなく、4人サイズの浴槽。なみなみと注がれかけ流しです。 夜の行灯もステキな色合いです。
こちらが小浴場。一人サイズの小さな浴槽。こちらがとても気に入りました。あふれ方が半端ないです。 お部屋も快適でした。