湯殿山仙人澤温泉(Yudonosan Sen-ninzawa Spa   


施設名 湯殿山参篭所 御神湯風呂
場 所 山形県鶴岡市田麦俣字六十里山
源泉名 丹生鉱泉
泉 質 含二酸化炭素-鉄(2)-ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉
温 度 18.4℃ pH 3.7 溶存成分総計 2,261mg/kg

(CO2 1530mg, Fe 22mg, Na 253mg, Ca 192mg, Cl 733mg, SO4 354mg)

お湯の様子 無色透明,酸味+薄塩味,うっすら金気臭,加温,ぬるめ,かけ流し
料 金 400円(+道路代) 利用可能時間 11:00〜15:00,17:00〜21:00 11月〜4月まで冬期閉鎖

 出羽三山の1つ湯殿山にある有名な湯殿山神社大鳥居のすぐ横にある「湯殿社参篭所」にある鉱泉。この参篭所に温泉があるということはほとんど知られていない。「御神湯風呂とは神様の御神湯に入り,心身共に大神様の御神徳を頂くことを旨としております。」と但し書きにあるように,御神湯なのでこのお湯で体を洗ったりしてはいけない。その代わりに体を洗うためのふつうの浴室も備えてある。この参篭所は宿泊で利用することもでき,1泊2食付きで7650円だ。ちなみにこの大鳥居まで来るためには有料道路(400円)を通過する必要があることを付け加えておこう。

 御神湯につきレポートも必要最低限にとどめておく。あとはご自身で挑戦して味わってみてほしい。総木造の浴室は狭く,3人で利用するのがやっとという広さ。洗い場のスペースなどはなく,お湯をかぶるか浸かるかその2つだけしかできない。うっすら金気臭のような酸っぱいにおいが香る無色透明のお湯は酸味があり,若干塩味がする。猛烈に温まるお湯で,浴後は汗がなかなか引かない。こんなにクリアーで酸味があり,温まるお湯は久しぶりだ。
 一番びっくりしたのは,帰るときに体が(特に肩)ぐんと軽くなったことである。やはり御神湯なんだと再認識したお湯でした。

H20/8/14


  
こちら立派にそびえる湯殿山神社の大鳥居。   施設の地下に下るとこのような内湯入り口があり…     飲泉所もしっかり備えてある。     

  
浴室に入ると浴槽にふたがしてある。     浴室は浴槽のみと考えて良い。体洗いなどは禁止です。    時々流れ込んでくる加温源泉。

  
酸性の食塩泉です。写真では表現できないすばらしいお湯。   当然湯神様にはお参りしました。     1階にある体洗い専用の浴室。こちらは井戸水の循環利用