姥湯温泉(Ubayu Spa   


施設名 桝形屋旅館
場 所 山形県米沢市大沢字大日嶽
源泉名 姥湯源泉
泉 質

単純酸性硫黄温泉
(単純酸性硫化水素泉)

温 度 51.0℃ pH 2.5 溶存成分総計 838mg/kg
(SO4 512mg, CO2 277mg, H2S 10.7mg)
お湯の様子 白濁水色,硫黄臭, 酸味+硫黄味,適温,白湯花,かけ流し
料 金 500円 営業時間 10:00〜16:00 冬季閉鎖

 米沢市の山奥,とにかく山奥。大学に在学時に一度こちらまで来たことがあったが,その時は途中が砂利道で途中にスイッチバック(バックで登る)があったことを記憶している。今回は全て舗装道路になっていて,スイッチバックの名残として切り返しポイントが残っていた。駐車スペースにたどり着いてから徒歩で吊り橋を渡り,さらに登って旅館にたどり着く。国道13号線からは車で30分以上かかる。ちなみに缶コーヒーは1本180円。500mlペットボトルは1本250円と超インフレである。ここに来る際は飲み物持参で来た方が良い。

 旅館の建物も以前に比べるととても立派になり,入口のところはコンクリートで立派な石段になっていた。10年以上来ていなかったのでこの変貌ぶりにびっくりした。内湯が男女別で1つずつに,女性専用露天風呂,そして混浴露天風呂が2つある。内湯は宿泊客のみが利用できる。今回は混浴露天風呂を満喫した。
 上の段と下の段で2カ所あり,下の段には脱衣所が2つありゆとりをもって着替えができる。上の段には脱衣所が1カ所しかないため多少不便で,そのために比較的空いている。熱めのお湯は上 の段の方で,下の段の浴槽の方が若干温い。どちらも硫黄臭が濃い白濁した硫黄泉が注がれている。新鮮な硫黄泉が透明な状態でたくさん注がれ,白濁したものがどひゃどひゃと川に捨てられている。空の色と相まって水色に見えるお湯は適温でとても心地よい。露天風呂の奥にそびえる崖は赤茶けていて,これより進むのは無理!とでも語りかけているようだった。
 姥湯温泉は山奥に位置していながら,次から次へと観光客が現れる言わずと知れた名湯なので,ゆっくりのんびり浸かるには平日のほうが良いかもしれない。帰りもまた,対向車とたくさんすれ違い運転に2倍気を遣った。ここへ来るにはそれなりの覚悟がいるのである。

H18/6/10



  
混浴露天風呂は上下2段になっている。こちらは下の段。  上の段が熱め。こちらのほうがゆったりできる。   源泉投入口からは透明な源泉が注ぐ。

  
歩いて枡形屋旅館を目指す。これは登山です。     お湯を自然に冷ますために源泉を伝わせたとい。    これが名物超インフレペットボトル(250円)