新真室川温泉(New Mamurogawa Spa)
施設名 湯治の宿 関沢荘 場 所 山形県最上郡真室川町川ノ内字関沢 源泉名 沓沢源泉 泉 質 ナトリウム-塩化物泉 温 度 31.8℃ Ph 7.5 溶存成分総計 9,721mg/kg (Na 2908mg, Cl 5209mg, Mg 43.4mg, Fe 0.8mg)
お湯の様子 薄茶濁り、塩味、土臭、加温あり、かけ流し 料 金 200円 営業時間 9:00〜19:30受付(4〜11月季)
真室川町中心部から及位方面を目指す県道35号沿いにある小さな旅館。日帰り入浴を安価で受け付けており、地域の公衆浴場としての役割も果たしている。
小高い丘の上にあり、ちょうど桜が満開の時期で美しい風景が出迎えてくれた。
入り口から入って左へ向かうと男女別の小さな浴室がある。脱衣所はシンプルな造りでアンティーク感を漂わせる雰囲気を持っている。浴室内に入るとすぐ正面に4人〜5人サイズのかまぼこを切り損ねたような形の浴槽が1つあり、回りを取り囲むようにシャワー付きカランが4つほど用意されている。大きく息を吸い込むと、ふわりと鼻の奥に金気臭のような土類臭が香ってくる。実に良い感じだ。浴槽の縁はコンクリート製の丸太でできており、1カ所だけ切られてかけ流しスポットとなっている。小さなライオン湯口は下半分が真っ赤に染まり、鉄分などの成分の濃さを物語っている。さてお湯だが、うっすら茶色を呈した濁り湯で、若干厚めに加温されかけ流されている。湯口から注がれるお湯は48℃位で、この日は浴槽内の湯温は44℃だった。しっかりとした塩味がし、肌にぴりっと差し込むような浴感がある。浴槽内には小さい茶色湯花も舞っていた。実にすばらしいお湯である。こんなお湯を200円で味わえて良いのだろうか?そんな気分になりながらこのお湯にゆっくりと浸かった。窓の外を舞う桜の花びらを眺めながらずいぶん長い時間お湯に浸かり続けた。ここは塩化物泉好きには堪らない外せない1湯でしょう。
H20/4/27
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石造りの浴槽で縁がコンクリートで作られた丸太。 加温されたお湯が勇ましい小ライオンから注がれる。 この隙間からかけ流しされている。