赤倉温泉(Akakura Spa   


施設名 佐藤屋旅館
場 所 山形県最上町赤倉
源泉名 佐藤屋旅館共同浴場源泉
泉 質

単純温泉(ナトリウム・カルシウム-硫酸塩温泉)

温 度 57.2℃ pH 8.2 溶存成分総計 970mg/kg ( SO4 537mg)
お湯の様子 無色透明,弱石膏臭,あつめ,ビリビリ感あり 
料 金 300円 営業時間 旅館次第 要相談

平成30年末現在、建物はすでに取り壊されていました。


 国道47号最上町の赤倉温泉交差点から温泉街へ向かい,温泉街の中の奥,突き当たりにある古い建物が佐藤屋旅館。看板に歴史を感じる。

 階段横の古い通路を抜けていくとその先に昔ながらの混浴浴室が1つある。廊下との仕切がカーテンというのもすごいが,浴室内の浴槽が2つ並んでいるだけというのも,まさに昔の湯治場。鄙びファンにはたまらない浴室です。
 さて,お湯だが,正方形浴室の並んでいる中央に注いでいる湯だまりに一度注がれ,左右の浴槽に仕切で調整しながら注がせる形式。この日は右側の浴槽にしかお湯がたまっていなかった。お湯はかなりびりびり感があり,45℃のお湯に入ったが,それ以上の高温を感じた。それだけ芒硝成分が濃く,入浴感がある。共同浴場と同じ源泉だが,加水の具合からするとこちらの方が源泉濃度が濃いかもしれない。赤倉温泉の中では共同浴場と並んで入浴感No1を争う湯。ぜひ一度お試しして欲しい。
 このお湯が当ホームページ山形100湯目になりました。メモリアルを飾るにふさわしいお湯だったことを付記します。

H17/12/31


  
浴室は1つで,左右に並んで正方形浴槽がある。  こちらが右側浴槽。アチチのお湯が注がれていました。  浴室入口。昔の湯治場らしく本当にシンプルな造り。