漆山温泉(Urushiyama Spa   


施設名 山形市老人福祉センター やすらぎ荘
場 所 山形県山形市漆山
源泉名 漆山源泉
泉 質 カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉
温 度 44.1℃ pH 8.0 溶存成分総計 2,201mg/kg

(Na 287mg, Ca 360mg, Cl 194mg, SO4 1210mg)

お湯の様子 無色透明、無味、消毒臭、半循環かけ流し
料 金 100円 営業時間 一般は16:00〜18:00、年末年始など休業あり

 山形市の漆山十文字にある老人福祉センターで、夕方16時〜18時という短い時間だけ一般客を受け入れて(山形市内の老人は9時〜18時)くれる。以前から気になっていて何度も立ち寄っているのだが、いつも営業時間外で難攻不落だったものが、今回ちょうど良い時間に近くを通りかかったので寄ってみた。ちなみに表蔵王口にある山形市老人福祉センターくろさわ荘は一般入浴を受け付けていない。

 入り口になぜか券売機がありそれをよく見ると男女で券が違う。なぜ?不思議に思いながら男湯に行くと、男湯の入り口が2つある。なぜ?手前ののれんをくぐると、そこには小さな浴場があった。脱衣所は狭めで中も狭め。浴槽は扇形になっていてタイル造りのシンプルなものだ。そこに無色透明無味、消毒臭がプワーンと香るお湯が注がれている。ドバドバと注がれている割りには溢れ出しが少ない半循環利用と思われる。さすがは老人福祉センターだ。お年寄り達の笑顔と楽しい談笑にあふれかえっていた。そそくさと上がり、今度はもう一つののれんをくぐった。そちらには中浴室とある。先ほどよりやや広めの脱衣所を抜けると内湯もやや広めの造りだ。湯気で曇っていてほとんど写真は撮れなかったが、不定形横長の浴槽があり、洗い場も横に長い。こちらに注がれるお湯も無色透明でバッチリ消毒がしてある。わざわざ入り口を2つに分けてこの浴室があるのはなぜ?
 湯上がりに女湯の入り口を見ると…、こちらも2つありました。職員の方に伺ってみると、毎月1日と15日で小中浴室と大浴室の男女を入れ替えているそうで、女湯(大浴場)は入り口が2つだが、中は1つしかないのだそうで…。
 なぞだらけの施設は、100円というワンコインで利用できることと、一般客はたった2時間しか利用時間が無いというハードルの高さが特長の福祉施設だった。

H24/12/30


   
本当にワンコイン。なぜ入浴券が男女で違うのかは謎。      男性浴室はこの日は2つ。小浴室と中浴室。     こちら小浴室。3人サイズの扇形浴槽。   

  
しっかり消毒されていますが、かけ流されているお湯も見られる。      こちら中浴室。細長い不定形。消毒臭はやはり強め。       両方共通の湯口。無骨な箱形だ。