小野川温泉(Onogawa Spa   


施設名 山川の湯 ホテル山川
場 所 山形県米沢市小野川町
源泉名 協組4号源泉,5号源泉
泉 質

含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
(含食塩・塩化土類・硫黄泉)

温 度 46.2℃ pH 7.1 溶存成分総計 5,389mg/kg
(Na 966mg, Ca 732mg, Cl 2240mg, HS 0.5mg, H2S 0.4mg)
お湯の様子 無色透明,硫黄臭,塩味+硫黄味,熱め,かけ流し
料 金 湯巡り独楽利用 営業時間 11:00〜21:00

 小野川温泉を遠くから眺めたときに一際目立つ高い建物がここ山川ホテルだ。全体は3階建て程度なのだが、建物の一部分が高いため、遠くからでも「山川」の文字がはっきり確認できるのだ。
 玄関ロビーを抜けた後、一旦エレベーターで3階に上り、そこの廊下を奥に進んだ先のエレベーターで2階に降りた場所に男女別の浴室がある。 斜面沿いに建てられた建物のため、上に上がるように見えるが実際は2階じゃないというところがポイントだ。

 脱衣所の両側に出入り口があり、右側に行くと内湯があり、左側の出口から出ると混浴露天風呂へ行ける。混浴露天風呂は女性脱衣女入り口のすぐ目の前にあるため、露天風呂にずっといると勘違いされそうで男性側としては居づらい場所だ。お湯は無色透明で硫黄臭がするもので、外気温のせいか温めのセッティングだった。まだお湯も貯まりきっていなかったのでそそくさと退散して内湯へ向かった。内湯は窓が狭いため薄暗い雰囲気で、季節柄湯気が篭もって神秘的な感じだった。入ってすぐ飲泉所があり、熱めの硫黄臭がプンプン香るお湯がトポトポと注がれていた。左側に打たせ湯が2本あり、その前に広めの十和田石浴槽がある。湯口からは混合された源泉がどんどん注がれ、打たせ湯側へドバドバかけ流されている。マイルドな硫黄臭が湯面から漂い、ビリッと熱めのセッティングになっていたため、冷えていた心と体が一気に温まった。うぅん、この温度もいいねぇ。ここのお湯は小野川温泉の熱めというイメージをそのまま表現できるすばらしいお湯だ。
 小野川温泉はどこへ行っても上手な湯遣いをしている。宿泊で泊まりたい宿がこうして一つずつ増えていくのだなぁと実感した。

H23/12/29



  
風呂までのアプローチがすごい。こちら男性用内湯。湯気が篭もっていて見づらいです。 湯口は幅広です。    溢れ出しスポット。ちょうど人が一人寝そべられるスペースです。 

  
飲泉所。ここが一番濃い源泉です。おそらく4号泉?    こちら混浴露天。女性用脱衣所のすぐ前なので男性は利用しづらいかも?  湯口は流路型。